第四十六節 ページ8
「いーやーだー！！剣王様連れて帰るー！！」
「えぇい、駄々こねるでないわ雑種！！喧しい！！」
今はもう夜の十時。もうそろそろフレンドマスターとのレイシフトが終わろうとしていた。
賢王いわく、もうレイシフトを終わらせてカルデアに帰るという。だがしかし。
今何故かフレンドマスターが駄々をこね始めた。
「ねぇ賢王！いいでしょ！？私もっと剣王様と一緒に居たいもん！！だって王様より何倍も使えるし！慢心してないし！カッコイイし！」
「駄目に決まっておろう！無茶言うでないわ！！」
駄々こねて嫌だ嫌だと叫ぶフレンドマスターとそれを叱る賢王の声が一帯に響き渡る。
そんな彼らを他のサーヴァント達は呆れた目で見守っていた。おい誰か止めてやれよ。賢王が大変なことになるぞ。
「なんならうちのカルデアの王様と交換してもいいよ！？」
「…ふむ、それなら良いかもしれん」
「でしょ！？」
「おい待て」
さらりと今聞えちゃいけないワードが聞こえたのは私の気の所為でしょうかね！？
英雄王と交換！？ダメでしょそれ！しかもまずもってうちのカルデアにはもう英雄王いるし！意味ないよ！？
そして何故それならＯＫなんだ賢王！？可笑しくないか！？仮にも自分の過去の姿だよ！？ちょっと辛辣過ぎでは！？ああもう、どんだけエクスクラメーションマークとはてなマークを使えば気が済むの！？
「此奴を誰か疾く止めよ。これでは我も帰れん」
取り敢えず後ろで見守っていたサーヴァント達に助けを求めることにする。お願い誰かこの暴走したフレンドマスターを止めて。
そう目で訴えればぶはっ！とクーフーリンが吹き出した。あいつもう後で覚えてろよ。言峰綺礼呼んで「自害しろ、ランサー」ネタやってもらうからな！
その気持ちも込めてギロりとクーフーリンを睨みつければ彼は即座に黙った。
「よし、もう帰ろう！そうしよう！あちらのカルデアには悪いけど剣王様来て欲しいんだもん！」
無事に…いや私にとっては無事のぶの字も無いんだけど賢王を説得したフレンドマスターは私の手を掴んで無理矢理カルデアに帰還しようとする。
「な、何するのだ！我はそこには行かんぞ！？」
「いいからいいから！」
私の必死の抵抗は、うちのカルデアのダヴィンチちゃんがこの異常事態に気付いて無理矢理帰還させてくれるまで続いた。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
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おみくじ結果は「末凶」でした！
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暁月琥珀 - 続きがみたいです、、、！！！ (10月25日 12時) (
レス) @page16 id: 07fe1f8faa (このIDを非表示/違反報告)
きゅうり - とても大好きです!!!!!もう更新はしゃはらへんのですか？ (2023年4月17日 1時) (レス) id: bfccae0caf (このIDを非表示/違反報告)
蓮城瑠夏(プロフ) - 一気読みさせていただきました！！にょたギルサイコー！！更新お待ちしております！！！！！！！ (2023年2月19日 10時) (レス) @page16 id: 5600ed0ad1 (このIDを非表示/違反報告)
弱小なイカ(プロフ) - コメント失礼します。素敵な作品ですね！キャラの口調も丁寧に再現されていてとても読みやすいです。今後の展開がますます気になります！更新楽しみにしておりますね！作者様も無理のないペースで頑張って下さい！ (2022年4月28日 7時) (レス) id: b0ea0b2876 (このIDを非表示/違反報告)
アウル(プロフ) - すき…更新頑張ってください。 (2021年6月11日 11時) (レス) id: 33561a1a70 (このIDを非表示/違反報告)
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