第四十一節 ページ3
英雄王と肩を並べて廊下を歩く。今は朝食を食べるために食堂に向かっているところ。
………あれ、私って食堂行き過ぎでは？
すごい行っている気がするのは私だけなのだろうか。あれれ？
「あ、セイバーギル！英雄王！」
「おはようございます。」
食堂に行く道中、マスターとマシュに会った。
何故かは分からないが、英雄王が彼らを見て露骨に嫌そうな顔をした。いや、自分のマスターになにやってんのこの英雄王。
「え、ええっと、そんな嫌そうな顔されたら困っちゃうなぁ〜、なんて。」
そう言いながら苦笑し、後頭部をかくマスター。
その言葉に英雄王はふん、とそっぽを向いた。
「何故朝から雑種に会わねばならん。しかも今我が半身と共に居たのだぞ！」
ごめん最後の方は何言っているか分からなかった。
「セイバーギル達もこれから食堂行くところ？」
「嗚呼、そうであるが。」
英雄王はふいとそっぽを向いたまま不貞腐れていたので代わりに私が応答する。ったくこの英雄王めんどくさいなぁ！！どうしたらああなるんだ！！
「そうなんだ！なら丁度良かった。実は今日セイバーギルにお願いしたいことがあったんだよね〜。」
「ふむ、我に何を？聞いてやろうではないか。内容次第で首が撥ねられると思え。」
「ﾋｪｯ、何それ理不尽。」
ごめんマスター、反省はしている。
口調が悪くなるのは致し方のないことだと割り切って貰えると嬉しい。
「あのさ、前にフレンドさんのお話したじゃん？」
マスターのその言葉にはてそんなことがあったっけなと記憶を思い返す。確かにそんなことを言われた記憶はあるような……？
「いや実はさ、そのフレンドさんに手助けをするサポートサーヴァントというのを必ず我がカルデアからも出さなくてはならなくてですね…。」
「で？」
話を続けるよう、促す。するとマスターは重々しく口を開いた。
「セイバーギルを我がカルデアのサポートサーヴァントとして他のフレンドさんの所に行ってもらいたいんだけど……。」
「却下だ。」
「なんで英雄王が即答で却下するんですか！？可笑しくないですか！！！？？」
マスター、それ私も凄く思った。
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暁月琥珀 - 続きがみたいです、、、！！！ (10月25日 12時) (
レス) @page16 id: 07fe1f8faa (このIDを非表示/違反報告)
きゅうり - とても大好きです!!!!!もう更新はしゃはらへんのですか？ (2023年4月17日 1時) (レス) id: bfccae0caf (このIDを非表示/違反報告)
蓮城瑠夏(プロフ) - 一気読みさせていただきました！！にょたギルサイコー！！更新お待ちしております！！！！！！！ (2023年2月19日 10時) (レス) @page16 id: 5600ed0ad1 (このIDを非表示/違反報告)
弱小なイカ(プロフ) - コメント失礼します。素敵な作品ですね！キャラの口調も丁寧に再現されていてとても読みやすいです。今後の展開がますます気になります！更新楽しみにしておりますね！作者様も無理のないペースで頑張って下さい！ (2022年4月28日 7時) (レス) id: b0ea0b2876 (このIDを非表示/違反報告)
アウル(プロフ) - すき…更新頑張ってください。 (2021年6月11日 11時) (レス) id: 33561a1a70 (このIDを非表示/違反報告)
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