あのお方には妻がいた！！

出会い ページ2

『痛！！やめて！お願い！！』



｢うるさい！！｣


この後、Aが殴られる、鈍い音が鳴った


ﾄﾞｼｭｯ



ﾄﾞｼｭｯ





親からの毎日の虐待…





殴られる







蹴られる



毎日、この2つの繰り返しだった



もちろん、ご飯もろくに貰えない




この年齢まで生きてこられたのは奇跡と言っても良いだろうな





こんな生活が続けば確実に私は死ぬ！！







だから今家出してきたんだけど






随分遠くまで歩いてきたため、もう夜になっちゃった






『うーん……野宿かぁ…。』


はっきり言って野宿には、慣れてるんだけどね！！




どん！！




とか考えながら歩いていると、私の不注意で男の人に当たってしまった






謝ろうと思い、男の人の顔を見た



それにしても、綺麗な顔だなぁ！






目とか、宝石！？めっちゃ綺麗





『綺麗……あ！あ！？


ごごごごめんなしゃい！！』






ぎゃあああああ！！かんじまったあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛━！！




すると男の人がこう言った






｢ここでお前を殺しても良いのだが…。』




この人、怖いこと言ってるけど、





殴っても来ないし






蹴っても来ないじゃん！！！






良い人！！！！！！




何より、顔が私の好み…！！ムフフ←
とか思って気味悪く笑ってしまった




｢お前、名は何という。｣







名前！？そんなのない……





『あ！！あと、お兄さん、良い人ですね！！今まであった中で1番




良い人で


優しい人で


かっこいい人です！！』←色々言い過ぎ(--;)




｢そうか……変わったものだ。優しい、良い人、かっこいい等と言われたのは初めてだ。


気に入った。無限城に連れて行ってやろう。｣

無限城→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す