あの子と言う花SECOND 【実/況/者/小/説】 (ページ16)

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実況者の日常４９ページ16

美咲side

紫さんと兄貴って呼ばれてる人。

兄貴さんの別名は「喘ぎ声製造機」「女大好き喘ぎ声製造機」らしい。

…変な名前。

紫さんは私のことどう思ってるんだろう？

怖がってる？ご機嫌とってる？

『紫さんは私をどう思ってるの？』

紫「…へ？」

私は気づいたら口に出していた。

『あ、何でもないです…』

紫「…」

紫さんは黙ってしまった。

空気悪くしちゃったかな…

鬱「ま、まあ取り合えず部屋案内するか？」

紫「そうだね！サーちゃん、行こ！」

『はい。何かごめんなさい…』

紫「気にしなくていいよ！ついてきて！」

そう言って紫さんは二階へ上がっていった。

私は追いかけるように急いでついていった。

兄貴さんもついて来てくれた。

紫「ここが私とサーちゃんの部屋！荷物後でここに運ぶよ！」

『はい、よろしくお願いします』

紫さんは私に微笑んでくれた。

信じたいのに…信じられない…

『ユカリさん…私…信じタイヨ』

紫「サーちゃん？」

『！…ごめん、急に』

紫「あ、大丈夫…」

私たちはこの気まずい空気のまま一日を終えた。