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実況者の日常39 ページ1

美咲side
私は光に包まれ目を覚ました。

目を開けると、さっきの声の主だと思われる女の子とたくさんの男の人。

…誰だろう?

記憶の引き出しを開けても何も見つからない。

紫「私!私!サーちゃんが死んだらどうしようって!ずーっと。考えてた。」

サーちゃんって…もしかして私のことかな?

牛「パ、パンジーって私って言う時もあるんだね。」

パンジーって言うのかな?女の子…

何も思い出せない…

誰?この人達…怖い…

私って何してた人?

この人たちとの関わりって何?

そんなことが頭に浮かんだと同時にただならぬ恐怖心が襲ってきた。

紫「うーん。最初は女子には?って顔されましたね。」

私、何かしゃべらないと怪しまれるかも知れない…

取り合えず、適当に何か言っとこう。

『そうだね!』

自信満々に言っちゃったけど、大丈夫かな…

紫「ね!」

よ、良かった…合ってたみたいで。

その後、話を聞いてたけど全然何のことか分からなかった。

でも、もしばれたら…この人たちに何されるか分からない。

まだどんな人かも分かってないのに。

何とか隠し通さなきゃ…

『えっと…パンジー?』

女の子の名前探りにもさっき聞いた名前を言う。

紫「あれ?サーちゃんがパンジー呼びなんて珍しいね。何?」

どうやらこの子には本名と偽名があるようだ。

多分、私は元々本名の方をあだ名で呼んでいたんだろう。

ヤバイ…何て言って誤魔化そう…

『えっと…私、意識失う前の記憶曖昧なんだよね…教えてもらってもいい?』

私は当たり障りのないことを言いつつ、私の過去を引き出す作戦を取った。

颯「マジか…でも目の色変わってたし、目の前で落ちるとこみりゃそうなるか…」

紫「どこから話せばいい?」

え…どうしよ…中々難しいな…

『えっと…何で私が死のうとしたのか分からなくて…』

多分今の話を聞いて、私が何処かから死のうとしたのだろう。

紫「えっとね…」

そう言って、パンジーさん(仮)が説明してくれた。

どうやら学校で姫奈と言うクズがパンジーさんを3階から落として、私も追いかけたらしい。

どうしよう…何も思い出せない…

何とかばれない様にしながら私の情報を集めないと…

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作者名:-misaki- | 作成日時:2018年5月16日 17時

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