#3 ー Side Arioka. ー ページ10
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それはある日の楽屋。
みんなで各々の時間を楽しんでいるときだった。
山田「あ〜...、」
山田が「よっしゃ」だったり、今みたいな残念そうな「あ〜...、」だったりひとり言を発している。
原因は山田が読んでいる雑誌？
表紙はAちゃんだ。
内容なんだろう。
こっそりと山田が座っている後ろへ回って覗いてみる。
“ 恋愛解禁した櫻井Aに禁断の質問！ “
そうタイトルが書かれていて、恐らくAちゃんが恋愛に対する質問に答えているものだ。
“ Q.好きなタイプは？ ”
“ A.引っ張ってくれるような男らしくて優しい人 ”
“ Q.顔と性格どっちを見る？ ”
“ A.最初は顔から入っちゃうかも。その後性格を知っていく感じです。これから一緒にいるのであれば、好きな顔じゃないと飽きちゃう (笑) ”
“ Q.身長は気にしますか？ ”
“ A.理想は170超え。でも、正直自分より高ければ気にしません ”
そして山田はスマホを持っていて、そこにはAちゃんの身長が記されていた。
有岡「ギリギリ大きいんじゃない？」
山田「うっっわ！」
有岡「Aちゃん、俺より少し小さいから。ヒール履いちゃうと負けるけど」
3センチくらい高いヒールを履いてAちゃんがやってきたとき。
俺の目の前にすぐやってきたAちゃんは、頭の上でAちゃんと俺の身長を手で確認してニヤッとしながらいなくなったことがあった。
可愛い顔してるのにそういうところもあるのがギャップなんだろうね。
山田「覗くなよ勝手に！」
有岡「やっぱりファンじゃなくて普通にAちゃんのこと好きなんじゃん！さっきも菅田さんとの関係聞いてきたし」
俺が別の仕事からこの局に着いて楽屋に入ったとき、即座に聞いてきた山田。
これは完全に恋に落ちてると思う。
ほら、今ちょっと照れてるし！
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作者名：ひーりん。
| 作成日時：2018年8月14日 16時
