あの国民的アイドルの妹は...。１ (ページ9)

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二宮さんページ9

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異常なお兄ちゃんから離れるためにその後メンバーとともにそそくさと楽屋から退散した。

自分の楽屋に戻って全体のリハが来るまでメンバーと談笑する。

ネット上で48メンバーは仲が悪いと言われることがあったり、テレビでもたまにそれをネタにされることもあるけど、そんな事一切なくていつも楽しくガヤガヤ騒がしくしてる。

もちろん、女の子ばかりだから喧嘩がないと言ったら嘘にはなるけど。

「失礼します！リハやりますので、スタジオに移動お願いします！」

みなみ「よし、行こう！」

ぞろぞろとスタジオに移動してリハをする。

立ち位置の確認、トークのリハなどを終わらせてあと数時間に迫った生放送まで各々の事をやりながら待機した。

私は自販機が置かれた休憩室で、ひとりぼけーっとする。

和也「Aちゃん？」

不意に名前を呼ばれて声がした方に振り向くと二宮さんが立っていた。

和也「ぼーっとしてたみたいだけどどうかした？」

A「いえ、全然！ちょっと緊張してるくらいで...」

和也「あ、そう？」

二宮さんは笑いながら私の目の前に座った。

和也「今日翔さんと朝いたんでしょう？」

A「勝手に来たんですよ～。勝手に来て朝食作ろうとしてて」

和也「なんでよ。あの人出来ないのに」

A「笑っちゃいますよね」

二宮さんは小さい頃から私の事を気遣ってくれる優しい方。

人の異変にすぐ気付くみたいで私の異変にもすぐ気付く。

お兄ちゃんも気付いてくれるけど、相談するのはどこか恥ずかしくて、二宮さんや他のメンバーさんに相談してしまう。

今だって少し緊張してるって言った私を二宮さんはほぐしてくれてるようにも感じ取れる。

改めて思う。
嵐さんって素敵な人だ。