December.想い ページ48
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知「……ん?なに、これ。」
知念くんの手にはオシャレな瓶に入った……塩?
有「それ、俺が選んだやつ!バスソルト。」
知「バス…ソルトって、なに?」
どうやら知念くんはバスソルトの存在を初めて知ったようで。大ちゃんに説明してもらって、一応理解したみたい。
知「てゆうか僕、湯船に浸からない派、なんだけどね。」
有「はぁー、……そうだ!彼女と一緒に入ればいーじゃん!」
大ちゃんがニヤニヤしながら、知念くんの肩を小突いて言う。
知念くん…と、彼女さんが一緒に…お風呂……。
そんなの考えただけで、辛すぎる。
知「…はぁ、大貴はまた意味わかんないこと言って…。さ、次、Aちゃんでしょ?プレゼント、開けてみたら?」
有「お、そーだ。あと残ってるのは……知念の選んだプレゼントってことか?」
山「知念の選ぶプレゼントって…なんかめちゃくちゃ気になるわ。」
い「確かに!知念くんって結構プライベート謎だよね。」
「じ、じゃあ、開けるね…?」
ラッピングを解いて、プレゼントを取り出すと
手袋が入っていた。
黒いスウェード生地に白いファーがちょこんと付いていて
なんとも可愛らしい手袋。
「か、可愛い……。」
思わず呟くと、知念くんは嬉しそうに笑って、
知「そうでしょ。」
って満足気。
有「……てゆうか、これ、レディース用じゃね?!俺とか山田にあたったらどーすんだよ!」
知「いやぁ、なんとなく、女性陣にあたるかなぁって思って。気づいたら買っちゃってた。」
い「……なんか、これ、Aにすっごく似合いそうだね?」
「え?!そ、そうかな?嬉しいけど…。」
なんだか少し気まずくなって涼介くんの方をちらっと見ると、涼介くんは難しい顔をしていた。
私と目が合うと、パッと笑顔に切り替わって、
山「良かったじゃん!A…寒がりだし。」
「そうだよね!知念くん、ありがとう。大切に使うね?」
知念くんは私の言葉に目を細めながら優しく微笑んで
知「うん。」
ってそれだけ。
それだけ、なのに。
なんでこんなに胸が高鳴って、体が熱くなるんだろう。
自惚れかもしれないけど…、これって、
このプレゼントって
私の事を思って…選んでくれた?
この手袋を一目見てそう思った。
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ano(プロフ) - せりかさん» コメントありがとうございます!とっても嬉しいです!実は私もせりかさんのお話を読んでまして…コメントいただけて感動しておりました(⑅•ᴗ•⑅)更新頑張ります!これからも宜しくお願いします! (2022年1月16日 7時) (レス) id: 7a1710a5e8 (このIDを非表示/違反報告)
せりか(プロフ) - こんにちは、初めまして〜。おすすめから来たら面白くて1からパート3まで一気に読んじゃいました。主人公ちゃん気分で青春きゅんきゅんさせてもらってます(^^)更新頑張ってください! (2022年1月11日 17時) (レス) id: 4fa3f7b9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ano(プロフ) - まみぽこさん» ありがとうございます!!コメントとても嬉しいです〜!これからもキュンキュン楽しんでいただけるように頑張りますので宜しくお願いします! (2021年11月7日 16時) (レス) id: 7a1710a5e8 (このIDを非表示/違反報告)
まみぽこ(プロフ) - 最近Hey!Say!JUMPの沼にハマってきた者です!すごくドキドキしたり 有岡くんが間に挟まれて可愛いなって思いました笑 更新頑張ってください!応援してます! (2021年11月6日 23時) (レス) id: 4a93bda961 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ano | 作成日時:2021年10月6日 14時