December.朝の出来事 ページ43
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次の日の朝起きると、目の前には涼介くんの綺麗な寝顔があって、びっくりして目が冷める。
昨日は涼介くんが私が眠るまでずっと隣にいてくれて、
彼の温かい手のひらがゆるゆると私のお腹を撫でててくれたお陰で、いつのまにかぐっすりと眠っていた。
「……ん、」
「あ、おはよう…。」
「… A…？んー…おはよ。」
寝起きでボーッとしながらも
ふにゃりと笑う涼介くんが可愛い。
「…体調はどう？」
「もう全然平気だよ。ごめんね？心配かけちゃって…。」
「良かった。あ、朝ごはん食べるよね？俺作ってくるから、Aはもう少しゆっくりしててね。」
そう言って涼介くんが起き上がったんだけど、私は彼の腕を無意識に掴んでいた。
「ん？どした？」
「あ、えと…あの…。もう少しだけ、一緒にくっついていたいな…。」
控えめにお願いすると、涼介くんはぱぁっと笑顔になり
「んふふ、いいよ。」
ボフッとベッドに入り私を引き寄せ抱きしめてくれた。
涼介くんの香りがふわりと鼻を掠め、トクトクと鼓動を早める。
ゆっくりと体が離れると、涼介くんはじっと私を見つめる。
「…もっと、近づきたいな。」
涼介くんの右手が私の頬に添えられると
ドクン、と心臓が高鳴るのを感じ、ぎゅっと目を閉じる。
触れるだけのキスを何度かすると、涼介くんの生温かい舌が私の口内に入り深い口付けを交わす。
お互いの唾液が絡まり合い、ぬちゅ、と厭らしい水音が耳に響く。
「んっ…りょ、…すけく…っ」
「…は、…ん、A…。」
涼介くん以外のキスを知らない私だけど、
たぶん…涼介くんのキスは凄く上手いと思うし、頭がクラクラしてきて何も考えられなくなる。
耐えられなくなって離れようとする私の頬を両手で支え、グイッと引き寄せられる。
「あ…、っん…っ。」
思わず漏れてしまう声に恥ずかしくなるけど
私は口内をピチャピチャと舐め回す彼の舌を受け止めるのに必死で。
「… A、煽ってるの？」
「んん…っ、違…っ。」
ちゅ、と舌を吸われて噛み付くようなキスを繰り返すと
唇をペロッと舐められる。
ゆっくりと顔が離れると、涼介くんはフフッと微笑んで
「… A、顔真っ赤だよ？」
「だって、涼介くんが…っ」
ワタワタと慌てる私を見て、さらに笑顔になる涼介くん。私と違っていつも余裕があるんだよね…。
「続きはまた今度、Aの体調が戻ってから、ね。」
私は恥ずかしすぎてコクンと頷くのが精一杯。
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ano(プロフ) - せりかさん» コメントありがとうございます！とっても嬉しいです！実は私もせりかさんのお話を読んでまして…コメントいただけて感動しておりました(⑅•ᴗ•⑅)更新頑張ります！これからも宜しくお願いします！ (2022年1月16日 7時) (
レス) id: 7a1710a5e8 (このIDを非表示/違反報告)
せりか(プロフ) - こんにちは、初めまして〜。おすすめから来たら面白くて1からパート３まで一気に読んじゃいました。主人公ちゃん気分で青春きゅんきゅんさせてもらってます(^^)更新頑張ってください！ (2022年1月11日 17時) (レス) id: 4fa3f7b9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ano(プロフ) - まみぽこさん» ありがとうございます！！コメントとても嬉しいです〜！これからもキュンキュン楽しんでいただけるように頑張りますので宜しくお願いします！ (2021年11月7日 16時) (レス) id: 7a1710a5e8 (このIDを非表示/違反報告)
まみぽこ(プロフ) - 最近Hey!Say!JUMPの沼にハマってきた者です！すごくドキドキしたり 有岡くんが間に挟まれて可愛いなって思いました笑 更新頑張ってください！応援してます！ (2021年11月6日 23時) (レス) id: 4a93bda961 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ano | 作成日時：2021年10月6日 14時
