三十六話 ページ41
ある日のことである。
今日は休日。
適当に服を選んで着て買い物にやってきた。
ひとりでも買い物は楽しい。
近くでたい焼きを買い、冷まそうとベンチに座ろうとした時だった。
道端でうずくまっている人がいた。
その人はお腹が空いてるのだろうか。
まあ私、困ってる人いたら助けるタイプなんで？
「あの、これ」
「…………え？」
その人は顔をあげる。
銀髪………？の髪を後ろでまとめている。
「これ、よかったらどうぞ」
ポカーンとしているその人に無理やりたい焼きを押し付けると、足早に私は去っていった。
？？side
去っていく女子の後ろ姿を眺める。
これ、ほんとに食べていいんすかね………？
なんか無理やりくれたが…………
とりあえず空腹には勝てず、たい焼きにかぶりつく。
食べた瞬間、口に広がるふわふわの生地とあんこの甘み。
そしてまだ若干残っているたい焼きの温かさ。
うっ………美味いっす………！！
気づくと手のたい焼きは消えていた。
いくらかお腹が満たされたところで、立ち上がる。
そういえばあの子、名前聞くの忘れたっすね…………………
次会ったら(会えるか分かんないっすけど)、名前聞かないと。
「お〜い」
手をあげながらこちらに歩いてくるのは燐音くんだ。
「あ、燐音くん」
「？なんだ、その袋？」
「あ、これっすか？これは…………」
Aside
いや、あの人、どっかで見たことあるような…………？
なんか、夢の中で、確か、うーん…………？思い出せない。
料理がうまかったような。
って、なんでこんなこと知ってんだ。
たしか、なんだっけ………
思い出そうとすると、なぜか頭の中に「くれび」という言葉が浮かび上がる。
くれび？クレビ？暮れ日？
…………また会うかな。会えたら名前聞こう。
実は数日後に会うことをAはまだ知らない。
、
、
これが、私とニキ(と燐音っち)の出会いである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんでニキなんだ…………？もっと他のキャラも出せただろ……………？？(すみません)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 287人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サリー - 俺くんさん» おやおやおや？今言いかけましたか？ありがとうございます！ (10月26日 7時) (
レス) id: be7cfea392 (このIDを非表示/違反報告)
サリー - そらにさん» ありがとうございます、嬉しすぎです…！！ (10月26日 7時) (レス) id: be7cfea392 (このIDを非表示/違反報告)
俺くん - 超この小説好きです！！モb……佐藤先生になりたいくらい好きです！ (2023年2月4日 16時) (レス) @page19 id: ec5465cbcf (このIDを非表示/違反報告)
サリー - 玲さん» コメントありがとうございます！！正解です！六法全書、なんででしょうね……六法全書用意したらモブになる……なれますかね、なれることを信じています← (2023年1月7日 19時) (レス) id: bff6de7ecd (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - めっちゃ面白いですwwwなんで、みんな六法全書持ってるんだろwwww二十七話の夢主ちゃんのって「なるちゃんも元気じゃないの？もぐもぐ……なるちゃんも陸上部だったよね？」ですか…？もうモブになりたいです…六法全書、用意したらモブになれますかね…？(((( (2023年1月6日 20時) (レス) @page31 id: c737f642bb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サリー | 作成日時：2022年9月10日 16時
