検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:1,161 hit

第二話  藤田という女 ページ4

藤田「…おいおい、冗談はやめてくれよ…」
貴「冗談だったらいいんですけどね!」
思わず口調がキツくなってしまう。
藤田「…何があった?」
貴「飛行場に行く途中に事故ったらしいです」
私だって、詳しくは知らない。
藤田「…そうか…お前、辛かったな」
もしかして、いい人?←
貴「…あの、藤田さん」
藤田「なんだ?」
意を決して言ってみる。
貴「…姉の代わりにカジノ行っていいですか?」
藤田「…歳は?」
貴「18です」
誤魔化すことでもない。
藤田「…ギリか…待ってろ」
何を待つんだ。
藤田「支配人呼んでくる」
割と上の方の人?←
貴「あ、はい…」
言わなきゃよかった気もしてきた。
藤田「…すまない、支配人はゲーム中だった」
貴「お気になさらず!」
むしろホッとしたわ。
藤田「…明日の午後九時、来れるか?」
貴「…明日…」
スケジュールを思い起こす。
貴「…はい、大丈夫です」
幸い、四限までだ。
藤田「遅刻は許さない」
ナチュラルに凄まれた。
貴「私、早めに行動するので大丈夫だと思います」
時差さえ気を付ければ。
藤田「待ってるぞ」
貴「…はい」
電話を切る。
貴「さてと!まずは…そうだな…」
両親の説得から始めるか。

父「いいぞ」
母「玲央菜は本当にお姉ちゃん思いね…」
あっさり承諾を得た。←
貴「いいの?海外なのに?」
父「結花がバイトするところなら変なところじゃないだろう」
いや、カジノだし。
母「お仕事、頑張ってくるのよ!」
ディーラーだけどね。
貴「…うん、頑張る」
なんだか、拍子抜けしてしまった。

貴「…目がチカチカする…」
翌日、日本時間午後九時。
貴「…時差ほぼなかった…」←
門番「身分証は?」
びっくりした。
貴「…あ、あの…」
?「私の客に何してる!」
モデルさんみたいな人だな。
門番「藤田ディーラー!」
この人が!?
藤田「待たせてすまない、行こうか」
貴「はい!」
白人系だろうか。
藤田「ようこそ、『カジノ・ヴィーナス』へ!」
そこに広がっていたのは、
貴「うわぁ…!」
煌びやかな世界だった。

藤田「これから支配人に会うが…」
貴「何ですか?」
藤田「…嘘は通じないと思っておけ」
ガンをつけられる。
貴「…はい、わかりました」
藤田「一応話は通してあるから安心しろ」
めっちゃホッとした。
貴「ありがとうございます」
藤田「…ご苦労」
誰かにペコリと頭を下げてる。
?「…ああ」
貴「…今のは…」
彼が去った姿をチラ見すると、
貴「…年下?」
白い髪の男子が見えた。

第三話  VIPルームの女王→←第一話  荷物の中の秘密



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:暗殺教室 , 派生作品 , カジノ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なっちん | 作成日時:2020年11月2日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。