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A「抜いてくれ」


Aは起きて早々そんなことを言う。


虚「え?


、、、貴方をおかずにですか?

良いですよ」


A「違う!馬鹿かお前、、、


違うって言っただろ!おい、触るな!」


呆れ顔でそう言う。

ああ、何だか懐かしい。


A「、、、私には分からないが

何かを腕に埋め込まれた


そこからなんだか調子が悪い」


松「、、、見せてください


ああ、これはアルタナの結晶石ですね

異星のものなので再生が止まってしまったんですよ


抜いてあげますが、、、かなり痛いですよ」


数も多ければまだあまり痛みに耐性のない彼女には厳しい。

麻酔でも使えればいいのですが。


A「構わない

私に医療品を使うくらいなら他のやつに回してやれ」


、、、確かに今回の事での怪我人はまあまあ多い。

だとしてもAより重症はいない。

それを知っていて他の人に渡せと言う。


誰がどう言おうと彼女は優しい。


銀「、、、優しすぎじゃね?


お前、大勢助けてんだろーが。

それくらい良いじゃねぇか」


A「大丈夫だ


これさえ抜いてしまえば再生するしな」


Aは淡々と準備を進め腕を縛りあげた。


松「A、

これ、噛んでおいてください


歯が折れちゃいますから」


綿をAの口に噛ませる。

あまりに痛いと歯ぎしりをしてしまう。


虚「、、、結構深く刺さってますね」


神「銀ちゃん、神楽別の部屋に行ってるネ」


新「、、、僕も、失礼しますね」


銀「ああ、、、行ってろ」


2人はこれから起きることを予想したのか

別室に行く。


まぁ、見てられないですよね。


松「銀時

貴方はいいんですか?


見てる方も辛いですよ」


銀「自分を助けたやつが苦しむ姿が見れねぇってか?

ンなヤワじゃねーよ


なんだったら手伝ってやるわ」


松「それは嬉しい

でしたら神楽さんと新八くんと


Aが連れ帰ってきた女性の介抱を頼みたいですね」


へェへェ、と返事をしてぶっきらぼうに部屋を出る。


あの女性はなんだか、不思議な感じがする。

まぁAが連れ帰ってくるくらいですからね。


その人は3人に任せるとはいえ

こちらも集中しなくては行けませんね。


虚「一気に引き抜いた方が痛くなさそうですね」


虚は余分に痛みを与えさせないために躊躇なく引き抜く。


A「んんんぅ゛う゛う゛う゛っ!!!」


苦痛の声。

聞いているこちらも痛くなってくる。


、、、早く済ませましょう。

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作者名:ありやけさん | 作成日時:2021年1月20日 23時

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