銀色 ページ34
八「A」
私には眩しすぎる銀色
鋭く輝いているのに銀色は儚く消えてしまいそうで
でもそんな儚さに魅せられて
この銀色から離れる事なんてできない
八「愛してる…ッ」
貴方の銀色で照らしてくれるから
私は真っ直ぐ歩いていける
幻のように存在した銀八に似た銀色を私は知っている
こっちの銀色も私を掴んで離さなかった
短期間だったけど確かに私を "生きる" に拘らせてくれた銀色
心に燈った幻影————銀さんは幻か現実だったか
今があるのは紛れもなく銀さんのお陰
――ありがとう、銀さん
もう一生会うことがない彼に感謝と
これから一生一緒にいる彼に愛を伝える
「ん…私も、愛してるよ…銀八ッ」
fin.
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作者名:るう | 作成日時:2022年9月3日 22時