劣等生35 ページ37
その後は色々もめたりしたけど全体の4分の1を私達が使う事になった。それで今は真留の練習に付き合ってる。上位の防御魔法を使えるようにしようとしてるんだけどこれがなかなか上手くいかなくて苦戦してる最中。
真「何がいけないんだろう」
『うーん、真留の実力ならできてもいいんだと思うんだけどな〜』
この会話を10分くらいしてる。その間もやってみたりしてるんだけどやっぱり上手くいかない。あっ、私は使えるけどほら、馬鹿のふりしてるから。あー、だから相部屋嫌なんだよねー。真留にはいっつも助けてもらってるばっかりだからせめてでも練習相手として役に立ちたいんだけどな〜
こそっと真留が私に耳打ちをしてきた。
真「Aはいつもこの魔法使うときどんな感じ?」
『うーん、いっつも普通に使ってるからどうって言われても…』
真「さらっと自分天才発言したな」
『そんなつもりはないんだけど…』
自慢じゃないけど全属性の上位魔法を使える私にとってこの魔法はそこまで難しくない。やって下さいって言われたらぽんっとできてしまう。
真留が何度もやってるのをみてたけど魔力の使い方も間違ってるわけじゃない。ほんと何がいけないんだろう。
うーんうーんと二人で悩んでいるのを見かねたのか倫が声をかけてきた。
角「何悩んでるの?」
真「いや、どうしてもこの魔法が上手くいかなくて…」
といいながら使いたい魔法が書いてあるページを真留がみせた。倫は顔をしかめてそのページを見た。
角「俺もこの魔法使えないから使えるようにしたいんだけどうまくいかなくてさ」
真「同類がいた!!」
角「侑たちにも聞いたんだけど感覚でやってるからかよくわかんなかったんだよね」
真「あの二人説明へたくそそう」
角「下手だよ」
その会話を聞いてた私は倫が言った「感覚」という言葉に引っかかった。
感覚……?何だろう答えがもうすぐそこまで来てる感じが……
『あっ!!』
真「うわっ、何?急に声ださないでよ。心臓とまるかと思ったじゃん」
『いや、分かった!!』
真「何が!?主語がない!!」
『それ使えるようになった時の事考えてたんだけど、イメージしながらやってたから多分イメージしながらやってみたら上手くいくかも!』
角「あー、それ言えてるかも。確かに他の魔法もイメージしながらだと使いやすいしね」
真「でも防御魔法をどうやってイメージするの?中位までは盾みたいなイメージだったけどさ」
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ひじき(@∀@)(プロフ) - みぅぅさん» コメントありがとうございます!そうですよね…やっぱり掛け持ちって大変ですよね…ならば私はこの作品を最後まで書き通すのみです!とても好きと言ってくれたこと、作者の力となります!不定期にはなると思いますがこれからもよろしくお願いします! (2020年6月6日 0時) (レス) id: 83953b52d4 (このIDを非表示/違反報告)
みぅぅ(プロフ) - 掛け持ちって、ホントに大変だし、どうしても新作の方に気合いが入るので…。私として、この作品とても好きなので、掛け持ちよりこの作品1つに集中してくれるとめっさ嬉しいです笑 (2020年5月31日 20時) (レス) id: 0dfb034380 (このIDを非表示/違反報告)
ひじき(@∀@)(プロフ) - まりもさん» ありがとうございます!更新めちゃくちゃ遅いですけど楽しみにしてくれると嬉しいです!頑張ってまいります! (2020年5月17日 12時) (レス) id: 83953b52d4 (このIDを非表示/違反報告)
まりも - こんな感じの小説(語彙力)大好きです!!続き頑張って下さい! (2020年5月16日 19時) (レス) id: d89abf58ed (このIDを非表示/違反報告)
ひじき(@∀@)(プロフ) - イーディスさん» ありがとうございます!これからが大変なので頑張ってまいります! (2020年3月23日 13時) (レス) id: 83953b52d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひじき(@∀@) | 作成日時:2019年2月15日 0時