劣等生28 ページ30
まず最初に、と角名が口を開いた。
角「色々聞きたい事があるけどまず最初に謝っとくわ」
『へっ!?な、何かしたでしょうか…?』
いや、首を横に振って次に出てきた言葉に私は驚いてしまった。
角「あの馬鹿二人が変な事言ってAがしたくないであろう事を無理矢理やらせるような事になってごめん。おれも止めたんだけど」
『俺
角「うん、北さんもやめとけっていってた。ろくな事にならないって」
あの北さんの正論振りっ切って行った二人はある意味すごいと思う、そんな事を漏らしながら謝ってきた角名にただただ驚きしかなかった。
『なんで謝る必要が?』
角「嫌じゃないの?提案された事」
『いや、嫌なのは嫌だけど謝ってくる事じゃなくない?」
角「そう?俺はAが嫌だと思って謝ったんだけど。あの馬鹿二人に変わって」
『あんま馬鹿馬鹿言わない方がいいよ…誰が聞いてるか分かんないし…」
角「早々ここに来る人いないよ。まず俺初めて来たし」
『そう。あとしれっと名前呼びやめて。許可してない』
そう言うといぶかしげな目でこっちを見てきた。ちょっ、そんな見つめられたら照れるって〜
すみません、ちょーし乗りました。地に埋もれて謝罪します。
角「いちいち許可とらないと名前呼びしたらダメなわけ?めんどっ」
『めんどくさくて悪かったですね!』
んー、と何か考えるような仕草をしてこう言った。
角「じゃあ、俺も名前呼びでいいから名前呼びOKにして」
『どんな条件だ』
角「別にいいじゃん、A」
こいつ、腹立つな〜。若干ニヤニヤしてるのが余計腹立たせるんですけど?
『あ〜、もう、はいはい!倫!これでいい!?」
倫か、とつぶやいてから顔を上げて少し笑って
角「満足」
『自己満じゃん』
角「悪い?」
『いやぁ?べっつにぃ?ずいぶん嬉しそうだなぁと思っただけですけどぉ?』
角「そのしゃべり方うざい」
『それじゃあ、このまましゃべろうかなぁ?」
角「吹っ飛ばすよ?」
『すみません、普通にしゃべります』
はぁ、と溜め息を吐いた。いや、溜め息をつきたいのはこっちだよ!なんでそこまで仲良くない奴と名前呼びしないといけないんだよ。理不尽だ!!
角「本題入ってもいい?」
『どーぞ』
あっ、と何か思い出したようにスマホを取り出してこう言った。
角「その前にLINE登録して」
『忘れてなかったか、リンタロス』
角「何それ」
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ひじき(@∀@)(プロフ) - みぅぅさん» コメントありがとうございます!そうですよね…やっぱり掛け持ちって大変ですよね…ならば私はこの作品を最後まで書き通すのみです!とても好きと言ってくれたこと、作者の力となります!不定期にはなると思いますがこれからもよろしくお願いします! (2020年6月6日 0時) (レス) id: 83953b52d4 (このIDを非表示/違反報告)
みぅぅ(プロフ) - 掛け持ちって、ホントに大変だし、どうしても新作の方に気合いが入るので…。私として、この作品とても好きなので、掛け持ちよりこの作品1つに集中してくれるとめっさ嬉しいです笑 (2020年5月31日 20時) (レス) id: 0dfb034380 (このIDを非表示/違反報告)
ひじき(@∀@)(プロフ) - まりもさん» ありがとうございます!更新めちゃくちゃ遅いですけど楽しみにしてくれると嬉しいです!頑張ってまいります! (2020年5月17日 12時) (レス) id: 83953b52d4 (このIDを非表示/違反報告)
まりも - こんな感じの小説(語彙力)大好きです!!続き頑張って下さい! (2020年5月16日 19時) (レス) id: d89abf58ed (このIDを非表示/違反報告)
ひじき(@∀@)(プロフ) - イーディスさん» ありがとうございます!これからが大変なので頑張ってまいります! (2020年3月23日 13時) (レス) id: 83953b52d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひじき(@∀@) | 作成日時:2019年2月15日 0時