29話 尊敬に値する ページ30
A「ごめんね、みんな。」
新開「気にするなよ。」
A「それでね、私とハル兄は自転車のメンテで忙しいからここの段ボールの中のものを代わりに店に並べて欲しいの。段ボールと棚に小さく番号が振ってあるから、それに従って並べて！」
荒北「、、、アノさ、簡単に言ってるケドこれかなりの量じゃナァイ？」
A「そう？いっつもハル兄と二人でやる時はもう少し多いんだけど、、、。」
〜福富side〜
Aのさりげない一言から、日々の苦労が垣間見えた。
倉庫に連れてこられて俺たちが目にしたのは段ボールの山。
これを見ても平然としてる日野は、いつもどれだけの仕事量をこなしているのだろうか。
朝練に参加し、授業を受け、昼はヒマさえあればロードで走り、また授業を受け、放課後に部活に参加し、遅くまでマネージャーの仕事で残り、主将に鍵と日誌を届けてやっと帰れる。
しかし、その後も恐らく店の手伝い、学校の課題、メニューの考案、自分の練習。
更に最近は荒北のめんどうまで頼んでしまっている。
一体その小さな体のどこにそんな多くのことをこなす力があるのか？
尊敬に値するやつだ。
福富「、、、日野。いつもありがとう。」
改めて礼を述べると、日野は笑って「いきなりどうしたの？」と言った。
A「じゃ、私はメンテがあるから、後はよろしくね！」
走り去る彼女の背中は、妙に大きく見えた。
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ナッツ(プロフ) - 翼音さん» コメントありがとうございます！！勘違いでしたか！それでもご指摘しようとして下さる気持ち、とても嬉しいです(´ｰ｀) (2015年8月31日 1時) (
レス) id: df6a1864ee (このIDを非表示/違反報告)
翼音 - すいません。↓の勘違いでした (2015年8月30日 23時) (レス) id: 04031d884e (このIDを非表示/違反報告)
翼音 - 7話の名前のとこなんかおかしいような気がするんですけど… (2015年8月30日 23時) (レス) id: 04031d884e (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - ラムさん» ありがとうございます！！荒北先輩のいろんなところを書いていくつもりなのでよろしくお願いします！更新頑張ります(｀・ω・´)ゞビシッ!! (2014年12月7日 22時) (レス) id: a5a9d60e83 (このIDを非表示/違反報告)
ラム(プロフ) - 荒北先輩に優しい場面が。更新大変だと思いますががんばってください。 (2014年12月7日 22時) (レス) id: 74c3915e15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナッツ | 作成日時：2014年12月3日 23時
