28話 初オーダー ページ29
A「ハル兄！テーピングの在庫ある！？」
遥「悪ぃ！倉庫だわ！！」
私は今日、ハル兄の手伝いをしていた。
オーダーがたくさん入ってしまって忙しいのだ。
本当ならこういう時は親が出動するのだろうが、うちは両親ともに事故で亡くした。
だからハル兄はこの店にずっといるし、私もよく手伝う。
別にそれが嫌なわけじゃない。
私もハル兄もこの店は好きだし、来るお客さんも好き。
でも、やっぱり両親がいたらなって思うことだってある。
今日だって、部活を休んで手伝ってるし。
A「あーあ、、、。」
靖友、ちゃんと走ってるかな、、、。
〜荒北side〜
荒北「休みィ！？」
奏「あぁ。店が忙しいってよ。」
そういやぁ自転車屋の娘って言ってたっけｪ？
荒北「、、、そスか。あざす。」
奏「あ、そーだ。おい、荒北！」
外に行こうとして呼び止められた。
振り向くと、妙に楽しげな主将がいた。
奏「俺からの初めてのオーダーを出してやるよ。」
なんだか、嫌な予感がした。
〜Aside〜
A「ハル兄！こっちのルックメンテ終わったよ！！」
遥「おー！それじゃ今日これから雨降るから奥置いといてくれ！」
A「わかった！」
そして、今度はクオータのメンテに取り掛かろうとした時だった。
店の来客を告げるベルが鳴った。
遥「悪ぃ！A出てくれ！」
A「はーい！いらっしゃいませ！本日はどの、、、よう、な、、、。」
荒北「へー？イイお店ダネ。」
東堂「なっはっはっ！驚いたか！？驚いただろう！」
新開「尽八。店では静かにするんだ。」
福富「手伝いに来たぞ！」
一年の四人組が現れた。
A「え、、、部活は、、、？」
福富「主将のオーダーでな。これを。」
福から差し出されたのは折り畳んであるルーズリーフ。
開いてみると、主将の少し雑な字が書いてあった。
『日野へ
店の方は大丈夫か？ 忙しそうだから人員を送ってやろう。
どうせこれから雨降って人数多すぎてあぶれるしな。
ま、こき使ってやれよ。
大野』
A「、、、なるほど。」
そうつぶやいた時、背後から真っ黒な軍手をはめた手が伸びてきて私の手にあった手紙を奪い取った。
A「ハル兄！？」
遥「、、、なるほどな。お前ら一年か？」
福富「はい！」
遥「ハッ！お前らの主将、食えないやつだな、、、。」
A「え？」
遥「手伝ってもらおうじゃねぇか。今は猫の手も借りたいくらいだからな。」
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ナッツ(プロフ) - 翼音さん» コメントありがとうございます！！勘違いでしたか！それでもご指摘しようとして下さる気持ち、とても嬉しいです(´ｰ｀) (2015年8月31日 1時) (
レス) id: df6a1864ee (このIDを非表示/違反報告)
翼音 - すいません。↓の勘違いでした (2015年8月30日 23時) (レス) id: 04031d884e (このIDを非表示/違反報告)
翼音 - 7話の名前のとこなんかおかしいような気がするんですけど… (2015年8月30日 23時) (レス) id: 04031d884e (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - ラムさん» ありがとうございます！！荒北先輩のいろんなところを書いていくつもりなのでよろしくお願いします！更新頑張ります(｀・ω・´)ゞビシッ!! (2014年12月7日 22時) (レス) id: a5a9d60e83 (このIDを非表示/違反報告)
ラム(プロフ) - 荒北先輩に優しい場面が。更新大変だと思いますががんばってください。 (2014年12月7日 22時) (レス) id: 74c3915e15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナッツ | 作成日時：2014年12月3日 23時
