t side ページ9
休憩の時間になって、廊下に出ると、
f｢……ｹﾎ……ｹﾎ……｣
太輔が、咳をして歩いていた。
t｢…太輔！…大丈夫？無理しないでね。
俺でもいいから、頼ってね。｣
f｢あぁ…ありがとな。
でも、俺は大丈夫だから。…ｹﾎ…
ちゃんと風邪薬も飲んでるし。そのうち良くなるから。｣
そう言って、太輔はスタスタと歩いて行っちゃった。
次の日も、その次の日も、
見かけると、太輔は辛そうな咳をしてて、
心配で、せめて診察だけでもさせてって言ったんだけど、忙しいからって断られちゃった。
見る限り、良くなってるようには見えないし、
悪化しちゃってるんじゃないかなぁ。
その日俺は、休憩の時に、
太輔の診察室に入った。
f｢……ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ……｣
太輔は机に突っ伏して、咳をしていた。
t｢太輔、呼吸音だけでも聞かせて。｣
俺が聴診器を持って近づくと、
太輔に押し返された。
f｢大丈夫だから、。
裕太は戻って。…ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ……｣
t｢でも、その咳、全然良くなってないよね？
タダの風邪じゃないかもしれないからさ。｣
せめて脈だけでも分かればって思って、
太輔の手首を掴んだ。
f｢やめてっ！┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
太輔に振り払われて、
──────────ｶﾞｼｬﾝ
コーヒーの入ったマグカップを倒してしまい、
大事な資料を汚してしまった。
t｢.......あ、ごめっ...｣
f｢.......っ、どうしてくれるんだよ！｣
太輔は、怒って、
診察室を出て行ってしまった。
どうしよう.......太輔が、
あんなに頑張って作ってた資料を.......
俺が.......
俺は、へなへなと床に座り込んだ。
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animal(プロフ) - ありささん» リクエストありがとうございます！ (2020年4月7日 2時) (
レス) id: ff58d7ef60 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - 千賀くんが事故(大きめ)に巻き込まれ、大怪我を負ってしまうシチュエーションのお話でお願いします！ (2020年4月7日 0時) (レス) id: ea16112b6f (このIDを非表示/違反報告)
animal(プロフ) - ありささん» コメントありがとうございます！リクあればぜひお願いします^^* (2020年4月7日 0時) (レス) id: ff58d7ef60 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - 楽しく拝見しています！千賀くんメインのお話をお願いしたいです…！ (2020年4月6日 0時) (レス) id: ea16112b6f (このIDを非表示/違反報告)
のんたま - いつも楽しく読ませて頂いてます~！玉森くんメイン楽しみに待ってます！ (2020年4月2日 11時) (レス) id: 09bfc9a0cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：animal | 作成日時：2019年10月17日 23時
