SevenWishes 2

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女の子を抱き抱えたまま、

建物から外へ出た。



2｢名前は？｣


｢…りさ、｣


｢……っ、お兄ちゃん、

みーちゃんを置いてくなんてできなくて、

おいでって言ったんだけど、奥に行っちゃって、…

っ、ｽﾞｽﾞｯ、…｣


ペットかな。

2｢もしかして、犬か猫？｣

り｢……うん、ねこ。｣

2｢そかぁ、
りさちゃん。俺が絶対、助けるから。｣

り｢うん、ありがとう｣





s｢…ぁ、たかー！こっちこっち！｣

手を振ってる健永を見つけた。


2｢りさちゃん。
右膝擦りむいちゃってるから手当してやって。｣

s｢了解っ、

どれどれ〜ありゃ痛い痛いだねぇ〜｣


健永がりさちゃんを抱いた。

2｢…じゃ、よろしくね｣



俺が立ち去ろうとすると、

り｢…待って！｣

りさちゃんに袖を掴まれた。

り｢お兄ちゃんも、痛い痛いでしょ？｣

s｢え、たかも、怪我してるの？｣

り｢さっき助けてくれた時に…2｢しーっ！｣

俺はりさちゃんの口に人差し指を当てた。


2｢りさちゃん、みーちゃん絶対連れてくるからね。
待ってて。｣


2｢じゃ、行ってくる｣


俺は、走り去った。









あの建物の前に戻った。


消｢…あ、もうすぐで除けます！｣


2｢ありがとうございます！｣








俺は、土砂が除かれ、少し見晴らしが良くなった
建物の中へ入った。



2｢…みーちゃん〜…出ておいで〜｣








……みゃぁ、…みゃぁぁ


いた。


良かった。土砂に埋もれることもなく、無事だ。


俺は、みーちゃんを抱き抱え、

立ち上がろうとした。









2｢……ﾝｱﾞｱﾞっ、…｣


俺は、激しい頭痛に襲われ、

立ち上がることが出来なかった。

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