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客が恐る恐る行ってみると、そこには先程のスノードームそっくりの、子供一人入れそうなドーム型の物があった。客は目を輝かせる。
「これはスノードームの中を再現したもの。悩んでいるお客さんには、こうして実際に入って選んで貰うのが一番でして」
小さな客へ防寒具を渡しながら、店員は言う。小さな客は早く入りたいらしく、渡された防寒具に素早く着替え、まだかまだかと入り口と店員を交互に見る。
店員はそんな客を見て、ドーム内への入り口を開いた。
客は入り口が開いたと同時に中へ入ると、わぁっと嬉しそうな声を上げ、降ってくる雪を掴もうとして両手を高く上げた。
足元の雪の冷たさが、まるで本物のように感じられた。
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作者名:元帥 | 作成日時:2019年2月21日 12時