【呪術廻戦】続、三億の兄様【男主】

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「まず、キミが数段上に上がる」


「分かりました」


彼は一歩階段を上がる

あと二段上がったら、僕は飛び降りよう


「あと二、」



「______って、なるわけないですよ」



「ダメか」


普通に騙せなかった

僕は息を吐き、その場に座る


「もう良い、ホットケーキを無理矢理食べるから、持ってきてくれないか？」


「飛び降りたりしないですよね」


「しない、それと今度のホットケーキは一番初めに送ったものがいい」


悟は疑いながらも、走ってホットケーキを作りに行った


「(やっと一人になれた)」


こうして誰かとずっと話している事は少なかったから、色々疲れた


僕は交通事故にあったらしい

ずっと思っていたが、両親といい僕といい事故にあっている


使用人が僕を庇い死亡、彼が居なかったら僕が死んでいただろう


これも両親の呪いなのか？



「(不幸か、幸運か、)」


「兄様ー！！」


「早いな」



彼の手には、ホットケーキが乗せてある皿

もう片方にはフォークを持っていた


「食べてみて下さい」


「絶対、記憶戻してやる」

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