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「A…」
崩れ落ちるみたいに
膝に手をついて
数秒だったのかも解らない
だけど…
私には永遠みたいに思えた…
それでも私は…
ドンへの口から
愛してるのは私だよ
って言われるのを待ってた
だけど…
そのあと見たドンへの顔は歪んでて
ダメ！聞きたくない！
とっさにそう思ったのに
私の耳に入ってきた言葉は…
その言葉を…
信じたくなくて
理解できなかった…
「ごめん…
俺じゃ…無理なのかも
幸せに…
ごめん…
俺も…
解らない…
Aの気持ちが
だから…
ごめん」
涙も…出なかった
心が…粉々に壊れた音だけが聞こえてた
全部…全部失った音
私が…信じきれなかったから
私が…閉じこもってしまったから
私が…
「い…やだ」
声になったかも
解らない
だけど…
ドンへだけは失いたくない
失っちゃいけない
私の中の何かが
そう叫んでるのに
「幸せになって欲しいから…
ごめん
俺が…悪いんだ」
それだけ言って
パタン
って乾いた音だけ残して
ドンへが…消えた
「嘘…でしょ？」
動けない
追いかけなきゃいけないのに
力が入らなくて
まるで…足がそこに固定されたみたいで
動けない
心はバラバラに壊れてしまったみたいに
痛いのに
涙も…
出ない
音も無い
色も…香りも…
何も…
「嫌いに…ならないで
私を…また一人にしないで
ドンへじゃなきゃ…
幸せになんてなれない…よ」
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
傷つけて…ごめんなさい
信じきれなくて…ごめんなさい
素直になれなくて…ごめんなさい
だけど…
ドンへしかいないのに…
私は…どれだけ馬鹿なんだろう
無くした瞬間に
どれだけ大切か思い知るなんて
本当は…解ってたのに
ただ…少し…
あんなに大きくて…深い愛
解ってたのに…
「愛してるの…」
肩に何かを感じて
そこを見ると
真面目な顔のドンファオッパが居て
静かに首を振りながら
「ドンへとAに…
神がくれた時間だと思え
大切なもの、幸せ、愛するってこと
そんなことを考えるために…」
それだけ言うと
オッパも部屋を出て行った
そうだった…
ドンへと私は
鏡の向こうの存在だった
私の思いは、ドンへの思いで
きっとドンへも…
同じように苦しんでた
そして多分…
今同じ様に苦しんでる…
私に…何ができるの？
私の幸せを願ってくれたドンへに…
何が？
粉々に壊れた心の欠片を拾い集めながら
ドンへのことだけを思ってた
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angieuko(プロフ) - マユさん» コメントありがとうございます^^*写真って一気にその時に戻れるツールですよね^^*トトロのドンタンはいつかどこかで書いてみたかったんです( ´艸｀) (2016年3月2日 18時) (
レス) id: f2d01e8268 (このIDを非表示/違反報告)
マユ - トトロ王子最高でした。写真って色々なことを思い出させてくれる宝物ですよね。読み終わったら昔のアルバム広げたくなりました。たまには実家に行こうかな！？ (2016年2月27日 15時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - ふにさん» お返事ありがとうございます。えっと、たしかに、その二つは後半のセリフが同じなので同じっぽく思いますよね(^-^)コメントもらえて嬉しかったです(^-^) (2014年11月11日 21時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
ふに(プロフ) - なんだか上手く伝えられてないような気がします。とにかく、いつも楽しみにしてます。とこれだけは伝えたいと思ってかきこみました。たびたびすみません。 (2014年11月11日 19時) (レス) id: 6765a7c899 (このIDを非表示/違反報告)
ふに(プロフ) - すみません。時間軸がずれてる、目線が変わってるのは気づいていたんですが、更新されるたびに読んでるので同じかと思いました。また、通しで読んでみます。 (2014年11月11日 18時) (レス) id: 6765a7c899 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅっこ
| 作成日時：2014年10月28日 21時
