ボクら。２

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side.桃
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桃「おはよ！」


赤「… おはよう」





最近、調子が良い。






1学期の期末らへんから、割と。







期末、しげの誕生日、最後の文化祭、 ってなんかええ感じに進んでる気がする。





しげがまた学校に来れるようになったのが1番デカいんやと思うけど。






仲直り出来てへんままやったら、俺どうなってたんやろう。





そう考えるだけで怖くなる。










後悔だけは、したくない。







桃「眠そうやな」


赤「… クソ眠い」





んぁー、とか言うてるしげと並んで歩く。








赤「顔、めっちゃむくんでる」


桃「めっちゃ眠そうやもん」






でもやっぱ、朝は眠い。





どうしようもなく眠い。










桃「10時くらいからでええと思わん？」


赤「何が」


桃「登校時間」


赤「全人類が思ってることやな」


桃「せやろ！！？」


赤「10時からやったら俺のこの浮腫みもマシんなってる」


桃「そうそう」






やけどこの眠い中、友達と文句言いながら学校に向かう感じ、結構好きなんよね。





行きも帰りも、いつもとなんも変わらへん道。










話す内容も、いちいち覚えてへんような話でさ。






こんな何気ない日常が













俺らが将来大人になったとき、1番の思い出になったりして。

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