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side.黄
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赤「いや、俺はさぁ… 俺の見解やで？これは。 頑張ってます！！ってあんま言いたないというか 、 みんななら俺のこの性格、分かってくれると思うんやけど」







相変わらず口下手やなぁ、




何も変わってへんように見えるのになぁ。







赤「やからさ、病気やのに無理してステージ立ってます！みたいなのが嫌なんよ。 いや、今の俺の状態でステージに立つんやったら無理しすぎるくらいやないとあかんのやけど。 なんて言うたらええんやろ 、その………」


緑「やから、無理してステージに立ったとしても、それをファンの子たちには知られたくないんやろ？ っ… やけど、どんだけ無理したとしてもっ… もうステージには立たれへん。 そういうことなんやろ…っ？」


赤「それぇっ！！ さっすが神ちゃんや！」


緑「っ 、嬉しそうな顔でこっち見んな、アホ…っ！！」


赤「熱があるとか、頭痛いとかやったら、気合でなんとかなるやんか。今までもなんとかなってきたし。 ……やけどさ、記憶はもうどうにもならへん。手術とかで治るわけでもないからみんなに待ってて！！ とも言われへんし」


桃「しげ… ライブ、俺が付きっきりで忘れてもうたこと教えてあげても駄目…？」


赤「ありがとう、小瀧。 でもな、もう俺新しいこと覚えられる自信ないねん」


桃「そんなことっ…」


赤「今までの楽しかったこと、幸せやったこと、 全部全部覚えとくだけで精一杯。 忘れるわけないやろ！！って思ってても、今日みたいなことが起きてまう。 …そういう病気に 、俺はなってもうたんよ」







初めてのしげの家で、





この病気になってから聞けた、初めてのしげの本音。









赤「やから、諦めるわ」







もう、誰も口を挟むやつはいなかった。






泣きながらただひたすらに、しげの言葉を聞くことしか







俺らには出来なかった。

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