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side.桃
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桃「…」




訳が分からへんまま、何も考えられへんまま、 時間だけが過ぎていく。






神ちゃんも流星も、自分からしげのために動いてるっていうのに俺は何も出来ひん。







俺もしげのために何か出来ることをしてあげたい。





やけど、何をすればええのか何も分からへん。






…車の免許取る？ 今更？




いやいや、流石にそれはアホや。









黄「…望？」


橙「体調悪い？ 顔色悪いで」


桃「あ…」





2人に声を掛けられて、ふと我に返る。







実は最近、よく眠れへんくて。





これからのことについての話し合いやけど、今日もどうせまた答えは出ぇへんのちゃうかなって考えたりすると、どうしても眠気に負けそうになってまう。







こんなんや駄目って分かってるのに。





そんでまた自分を責めて、夜眠れへんくなって。






悪循環すぎる。









橙「流星は昨日しげと病院行ってきたんやろ？」


青「…行って、きたんやけど…」







前に進まれへん俺を置いていくかのように、話はどんどん進んでいく。





嫌や、置いていかんといてよ。









青「しげ、自分から言うた方が……」


赤「流星が言うて。 俺、言いたない」







嫌やって、





俺やって何も聞きたない。









青「やっぱり、 しげ」






心が苦しくなる話なんて、









青「仕事続けんのは厳しいって」







何も聞きたないよ。

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