Stay Together .

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side.黄
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黄「しげ、そろそろ時間やねんけど」





あれからずっとトイレに籠ってもうてるしげ。








赤「… うん」




ドアが開いても俺の目線の先にしげの姿は無く。








赤「淳太 、」





少し目線を下げると、壁に凭れてるしげと目が合った。









赤「…ごめん、 今日めっちゃ 、頭痛い ……」


黄「今日雨やしな、余計辛いやろ」




休んどき、なんて言うてもどうせ聞かへんやろうし。







黄「吐いた？」


赤「ちょっとだけ… でも朝食べてへんし、あんま…」


黄「今日仕事こんだけ？」


赤「この後雑誌の撮影、いっこある…」






しばらくそのまんま壁に凭れて動けへんかったり、便器ん中顔突っ込んで背中波打たせたりしとったけど






赤「… ふぅ、 いくわ」





なんとか時間通りにラジオの収録が始まった。









黄「大丈夫か？」


赤「大丈夫、やけど …」


黄「ん？」


赤「…俺の声、大丈夫？」


黄「声？」


赤「……頭痛い時って 、なんかいつもみたく喋られへんやんか」


黄「大丈夫。 なんならいつもよりしっかりしてる」


赤「…なんなんそれ」




これは曲中の会話。






不服そうな声やけど、表情はさっきよりも和らいでいるような気がする。







赤「っ、ふぅ …」






ただ1つ心配なんは、薬を飲んでへん状態で4週分の収録をせなあかんってこと。





時折、顳顬をぐりぐりしながら喋ってるしげを見て、バレないようにため息をつく。






ほんま、心配やねん。









トークは3月後半から行われるツアーについて。






黄「3月からコンサートツアーが控えてるわけやけど、なんか目標とかある？」


赤「んー… 今は色々大変やけど、健康第一で無事に走り抜けられたらええなって思ってます！！」





健康だけはほんまにね、と意気込んでるしげ。








黄「まぁ確かに身体が資本やもんな」


赤「せやろ？ やから俺はいっつもそれ言うてんのに」









言うてんのに。







やんなぁ、いっつもそれで悔しい思いしてるもんなぁ。



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