検索窓
今日:3 hit、昨日:25 hit、合計:313,416 hit

きみとのさんぽみち。4 ページ41

side.赤
_


いや、正確には唇を奪われたというより、顔面を舐めまわされているに等しい。







赤「やめ…っ、 ぅわ……っ」







おかしい。






初対面の人のはずやのに




こないなことされて嫌なはずやのに









桃「だいすき、だいすき」






なんでなんやろう。





ほんまは嫌じゃない。







身体全体で、仕草で、全力で愛情を表現してくれるのはやっぱり悪い気はせぇへんし、





それにこの感じは初めてやない気がする。









さっきも思ったけど、なんで?








俺の上に乗っかって、鼻をふんふんさせながら色んなところを嗅いでくる姿はまるで犬のよう。








赤「はっ…犬みたいやな 、」





何かの衝動に駆られて、頭を撫でると嬉しそうに表情が明るくなる。









赤「名前、なんて言うん?」


桃「のん……ぁ、ちゃう。 ……のぞむ!」


赤「のぞむ…?」


桃「うん。のぞむ」


赤「俺は 、だいき」


桃「ん、なんとなく知ってた」


赤「へ……」








まったく、のぞむはさっきから謎が多すぎる。






そんでしばらくこんな状況が続いて、そろそろ俺も疲れてきた頃、









桃「な、散歩いきたい!」






と、のぞむがとんでもないことを言い出す。









赤「は…? 今から…?」


桃「うん! 行く!」


赤「散歩…て。 え、ほんまに言うてる?」








実のところ、のぞむにこんなんされて変な気分になってもうたというか…






あんまり散歩の気分やないんやけど…









桃「行きたくない…?」









またや。






またこの目。









赤「…行こっか、」







あーあ 、 俺も甘いねんて。


(next)

きみとのさんぽみち。5→←きみとのさんぽみち。3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (335 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
900人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

モム(プロフ) - けーた。さん» リクエストありがとうございます〜( ; ; )移行先で書かせていただきますね…! (2018年11月14日 21時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - こんばんは。モムさんのお部屋で見てみたいお話が出てきたのでお邪魔しました;リク可能でしたら黄×赤で雑誌の立位置エピが絡んだ可愛らしいお話をお願いしたくて。黄色さん大好きな赤さんと内心自慢したくて仕方ない黄色さん…そんなお話ですがお願いできますか?^^ (2018年11月11日 20時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - ちょこさんさん» コメント、リクエスト共にありがとうございます…! ぜひ書かせて頂きますね(^。^) (2018年11月8日 1時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
ちょこさん - いつも楽しく読ませていただいております。リクエストなのですが、赤さんが本当に体調が悪いのにメンバーは嘘だと思って信じなくて、、、みたいな話を読んでみたいです!もしよろしければよろしくお願いします(・・*)これからもひっそりと読ませていただきます〜! (2018年11月5日 0時) (レス) id: fbde2448b3 (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - けーた。さん» そう言って頂けて嬉しい限りです〜〜(;_;) (2018年10月26日 1時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:モム | 作成日時:2018年8月28日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。