きみとのさんぽみち。２ ページ39
side.赤
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赤「ぶぇっ……くしゅん…っ！！ …あ"ー」
でっかいくしゃみから始まる1日て……。
気のせいやと思いたい寒気を誤魔化すべく、さっとシャツに袖を通す。
赤「やっべ、時間が…」
朝イチで、くぅん…と足元に寄ってくるこいつの頭を撫でながら全力で謝る。
赤「散歩。 帰ってきたらいっぱい行こうな、ごめんな」
それにしても、寝坊とか全然せぇへんのに今日はどうしたんやろう。 俺らしくない。
慌てて家を飛び出たおかげで、何とかいつもの電車に乗れた。
帰りより、行きの方が電車の混み具合が酷い。
さっきまで寒かったのが嘘みたいに、今はめちゃくちゃ暑い。
汗で張り付いてしまったシャツの不快感を逃すように、ギュッと吊り革を握り直した。
赤「あー…」
朝の気分がイマイチやと、1日ずっとイマイチな気分のまんま。
思うように仕事も捗らず、周りにも心配される始末。
気持ち切り替えて明日からまた頑張ろう…と、今日は定時で上がらせてもらった。
赤「ただいまー ……ごほっ 、」
帰ってくるなり、嬉しそうにしっぽを振ってリビングで待ってくれているでっかいやつが。
赤「げほっ、げほっ… ぁ、ごめん、 散歩行こうな」
ズキズキと痛み始めた頭を左右に振って、散歩の準備をする。
赤「ほら行くで。 お待たせ」
玄関でリードを持つと、いっつもすぐ駆け寄ってくるくせに今日に限って来ない。
赤「えーなに、どうしたんよ」
様子を見に行けば、自分のハウスで丸くなっとる。
赤「え、行かんの？」
わしゃわしゃと頭を撫でてやれば、しっぽは振るものの、一向に動こうとはせぇへん。
赤「どないした？ 体調悪い？ っ、ごほっ…」
そう言う俺も、そろそろ本格的に体調崩しそう。
赤「…ほな散歩行きたなったら教えてな」
「ふせ」をしたまま、上目遣いでこちらを見つめてくるこいつの頭を再び撫でて、俺も軽く夜ごはんを済ませた。
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モム(プロフ) - けーた。さん» リクエストありがとうございます〜（ ; ; ）移行先で書かせていただきますね…！ (2018年11月14日 21時) (
レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - こんばんは。モムさんのお部屋で見てみたいお話が出てきたのでお邪魔しました；リク可能でしたら黄×赤で雑誌の立位置エピが絡んだ可愛らしいお話をお願いしたくて。黄色さん大好きな赤さんと内心自慢したくて仕方ない黄色さん…そんなお話ですがお願いできますか？^^ (2018年11月11日 20時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - ちょこさんさん» コメント、リクエスト共にありがとうございます…！ ぜひ書かせて頂きますね(^｡^) (2018年11月8日 1時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
ちょこさん - いつも楽しく読ませていただいております。リクエストなのですが、赤さんが本当に体調が悪いのにメンバーは嘘だと思って信じなくて、、、みたいな話を読んでみたいです！もしよろしければよろしくお願いします(･･*)これからもひっそりと読ませていただきます〜！ (2018年11月5日 0時) (レス) id: fbde2448b3 (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - けーた。さん» そう言って頂けて嬉しい限りです〜〜（；＿；） (2018年10月26日 1時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モム
| 作成日時：2018年8月28日 22時
