いじっぱりさん ３ ページ34
side.桃
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赤「…」
桃「…」
大毅も俺も何も話さへん。
あの後、たまたま空いてた夜の時間を使って大毅とみっちり話をつけることにした。
流星に至っては何か考えでもあるのか、携帯を片手に一言も話さへん。
威勢よくこうやって大毅を家に連れてきたはええけど、どうやって話を切り出そうか。
赤「なんか…怒ってる？」
青「ううん、怒ってへんよ。 俺は」
赤「のぞむ…」
桃「怒っては…ないけど、」
そない急に話を振られても困っちゃう……
青「怒ってたやん」
桃「ばっ…りゅうせぇ！！」
赤「怒ってたん…？」
俺の腕をとって、黒目がちな瞳で真っ直ぐに見つめてくる大毅。
桃「不満は、あった…」
赤「…」
俺を捉えて離さない大毅の瞳は、少しだけ揺らいでいた。
赤「俺も、さ……望と流星に寂しい、とか言えへんかったし」
涙が溜まっているのは気のせいなんやろうか。
赤「…わかってた。 わかっててんでっ… 俺やって、そんくらいのこと…っ、 わ…」
ボロボロ泣き出してしまった大毅を思わず抱きしめた。
赤「なんで泣いてるんやろ、俺…っ、」
自分でも分かんないっ…と俺の胸でわんわん泣く。
青「…いじっぱりやなぁ、大毅も望も。 …俺も」
流星がぽそっと呟く。
赤「ふぇ…」
青「大毅は素直に寂しいって言わへんかったからいじっぱり。 望はそんな大毅にモヤモヤしてるってことを言えへんかったからいじっぱり」
流星に頭を撫でてもらっていた大毅は、いつのまにか泣き止んでいた。
青「俺はそう思っていながらも、何も言わんかったからいじっぱり」
不意に流星がケタケタと笑い出す。
青「…3人ともいじっぱりで似たもん同士や」
3人で顔を見合わせて笑えば、甘くて幸せな雰囲気に包まれた。
(END)
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モム(プロフ) - けーた。さん» リクエストありがとうございます〜（ ; ; ）移行先で書かせていただきますね…！ (2018年11月14日 21時) (
レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - こんばんは。モムさんのお部屋で見てみたいお話が出てきたのでお邪魔しました；リク可能でしたら黄×赤で雑誌の立位置エピが絡んだ可愛らしいお話をお願いしたくて。黄色さん大好きな赤さんと内心自慢したくて仕方ない黄色さん…そんなお話ですがお願いできますか？^^ (2018年11月11日 20時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - ちょこさんさん» コメント、リクエスト共にありがとうございます…！ ぜひ書かせて頂きますね(^｡^) (2018年11月8日 1時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
ちょこさん - いつも楽しく読ませていただいております。リクエストなのですが、赤さんが本当に体調が悪いのにメンバーは嘘だと思って信じなくて、、、みたいな話を読んでみたいです！もしよろしければよろしくお願いします(･･*)これからもひっそりと読ませていただきます〜！ (2018年11月5日 0時) (レス) id: fbde2448b3 (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - けーた。さん» そう言って頂けて嬉しい限りです〜〜（；＿；） (2018年10月26日 1時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モム
| 作成日時：2018年8月28日 22時
