＋ 轟 焦 凍 ページ4
*
『と、轟く、ん…！』
蚊の泣くような声で俺の名前を呼んできた
Aは戦闘訓練中に突然倒れた。
その後 俺はオールマイトの放送から聞こえる声にハッとし、リカバリーガールの元へ
Aを運んだ。
授業中、Aの安否がどうかいてもたってもいられず ずっとソワソワしていたらしく仕方なく相澤先生が保健室に見舞いに行く
許可をくれた。
廊下は走っちゃダメ、そんな事を思い出す。
ヒーローとしてルールは
守らなければいけないから
仕方なく走ることはしなかったが、
つい早歩きになっていた。
だんだん、焦りと緊張で息が上がる。
背中に汗が伝った。
「失礼します」
返事がなかった。
リカバリーガールは不在ということか。
俺が運んできた時にはいたのにな…
少し不信に思いつつ保健室の扉を開ける。
一見、Aはどこにもいなかったが、
ベットのカーテンが閉まっていたから、
他人だったら申し訳なく思いつつそろりと
開けた。
「よかった…A、無事か？」
「うん。おかげさまで。ごめんね 重かったよね…」
Aの視線が斜め下に落とされる。
そんなに重くなかったが、気にしてるのか？
むしろ軽かった。何食ってんだ。
「そんな事ねぇ、体調は？」
「あー……これはあの…月イチのアレですので安静にしてれば平気なやつです…。」
「月いち…………悪ぃ」
ああ、そうか、そういう事だったのか。
俺 デリカシーなくねぇか？
Aに嫌われたくなくて、どう言葉を紡ごうか。頭の中はいっぱいだった。
「ほんとに悪ぃ…」
「ううん、気にしないで！轟くんには助けてもらったお礼があるんだから！謝るのはこっち！」
一生懸命 慰めてくれるAの姿に、
つい可愛いとか思っちまってアイツは気づいてないんだろうな。と思う。
それに二人きりで仮にもベットがある。
さすがにまだ付き合ってもいないし、
アレらしいから襲いたくても襲えないが、
油断をしすぎるんだ。
「ありがとう。無事でよかった。また来る」
くるりと後ろを向き、これ以上なにかしないようにと教室に戻ろうと決めたとき。
制服の袖がキュッと引き止められた。
「あ、あの、ごめんね…迷惑だと思うけどひとりじゃ寂しい…な、って……」
心臓がぎゅぅぅっと掴まれる感じがする。
今スグ俺のもんにしたい。
大切にしてやりたい。
そんな気持ちで額にキスをした。
「あ、悪ぃ」
「ううん 轟くんなら嬉しい」
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あすか。 - 絶賛女の子の日だから嬉しい…！かっちゃん(最推し)のためにも1週間頑張りたいと思いました。。。 (2021年4月26日 22時) (
レス) id: 22a8af16fe (このIDを非表示/違反報告)
an0726(プロフ) - まかろんさん» 癒されただなんて...！！すっごく嬉しい言葉ありがとうございます！リクエストは受け付けますよ！頑張りますね！！ (2019年1月12日 19時) (レス) id: d15279d5d6 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん - これ見て癒されました…←初見です！いきなりですけどリクエストいいですか？ミリオ先輩いいですか？ (2019年1月12日 15時) (レス) id: 9802d7de46 (このIDを非表示/違反報告)
www(プロフ) - わーい！嬉しい！更新頑張ってください！ (2019年1月12日 6時) (レス) id: 5f9caa9402 (このIDを非表示/違反報告)
ねじる - ありがとうございます！嬉しいです！ (2019年1月12日 1時) (レス) id: b17a466711 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：an0726 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2018年5月15日 5時
