夕方５時の死神さん。【オリジナル】

優斗 ページ7

死「さて、顔はわかったけど結局家がな...不審者に秋音ちゃんが殺されたかもって言われてるから流石に外でてないだろうし...」

ﾄｺﾄｺﾄｺ

死「えほんとにわからん。どーしよ。」

こーいうときはー！

死「千里眼！」

...

死「優斗君の家はあそこか...」

ﾄｺﾄｺﾄｺﾄｺﾄｺﾄｺ

ｶﾞﾁｬｯ
としたらバレちゃうから、

死「壁通り抜け〜」

ｽｲｨ

死「お邪魔しま〜す(小声)」

ﾄｺﾄｺﾄｺ

？「ふわーあ...そろそろ寝ようかな...」

ほうほうなるほど？優斗君そろそろ寝るようですね〜。

確かに時計をみれば午後九時。
そんな寄り道してないんだけどな...

優「...？誰かいる...？」

死「！！！」

わあお。僕の事わかるんだ。霊感強いんだねー。

死「やあ！こんばんわ！今日はいい夜だね！」

優「うわっ！だ、誰！？」

死「ああ！怖がらなくて平気だよ！君の事は(・・・・)殺そうとしてないから！」

優「君の事は...？もしかして、お前が！」

死「？」

優「お前が秋音を殺した犯人か！？」

死「当ったり〜！でも困ったな。知られちゃうとこの後の作業が難航...」

優「なんで秋音を殺した！？」

死「うおっと！あの玩具に首絞められてから触れないようにしたから僕には触れられないよー。なんで殺したか、だよね？依頼だからだよ。でも安心して？終わったら全部元通りになるから。」

優「元、通り？」

死「そ！依頼人を殺して皆の記憶を元に戻して秋音ちゃんを生き返らせてhappyend！」

優「い、依頼人を殺す？」

死「うん！依頼人の願いを全部叶えたらね。だからちょっと願いを叶えるのに協力してよ。」

優「...わかった。」

死「ありがとう！じゃあちょっと手、出して？」

ｽｯ

優「...これでいいの？」

死「うん！」

ﾊﾟｼｯ

死「はい終わり。ありがとね！」

優「え？終わり？手出して触られただけだけど...？」

死「終わりだよ！じゃあ僕は帰るよ。」

優「あ！待って！君の事、どこかで見た気が...」

ﾄｺﾄｺﾄｺ

死「...あ！そうだ。これ言っとかなきゃだね。」

優「何？」

死「僕の事。誰にも言わないでね？まあ言えないけど。」

ﾊﾟﾁﾝｯ

優「！意識が...」

死「ちょっと記憶を消させてもらうよ。念のためね。じゃあ、おやすみ。」

死「ふふ。明日がどうなるか...」

ﾄｺﾄｺﾄｺ ｶﾞﾁｬｯ



...ﾄｺﾄｺﾄｺ

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