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rd「ん、あげる」
「…ありがとうございます」
rd「あまり酷いようなら保健室行けよ〜」
間延びした緩い話し方は彼の特徴の1つ
他にも青いニット帽を被り、ジャージを着ている
生徒からの人気はまずまずだし
ゾムもあまり得意ではないようだけど
私やトントン、シッマはよく話しかけてしまう
溢れ出る、とまでは言えずとも
やはり何処か内面から
他人を惹き付ける魅力があるのだろうか
「…優しいなぁ」
そのとき、ピコン、と通知音が鳴る
「？」
そのメッセージは、私を含めた6人と
ショッピくん、チーノくんのいる
グループトークに送られてきた様子だった
トントン今日、昼休み集合
どうやら風紀委員の彼は
朝から委員会の仕事があるようで
窓から覗けば、正門前に彼の姿が見えた
そのメッセージを境に、ポンポンと返信が来る
A了解
流れに乗ったまま返信をして、電源を落とし
また机に突っ伏した
時間が進むにつれて、ゾムやシッマ
大先生が教室に入ってくる
少し遅れて、仕事を終えた様子のトントンも来た
教室は騒がしくて、先生は忙しそうにしている
メンバーは居るのに、一言も交わさず
視線すら重なりそうにもないのは
むしろ"昨日"を嫌でも彷彿とさせてしまう
それでも、このグループの中にだけ
私たちだけが異質の存在かのような空気が
流れていたのは確かだった
"いつも"と変わらない日常
"当たり前"の毎日
ただ1つ、ロボロが居ないことを除いて
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名無しの権兵衛 - 呪鬼好きなので読んでて楽しいです！！！それに推しが.....///続き楽しみにしてます！！！！！ (2021年1月24日 23時) (
レス) id: 07db5d7b39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。 | 作成日時：2021年1月24日 22時
