【wrwrd】私を見てほしかった【zm】

２４話 ページ25

-次の日-









社長に顔出して


辞表出して


実家に帰る、




これが私の今日する事。







母には話した



母｢…辛かったねぇ。



早く帰っておいで。｣






母の優しい言葉には我慢していた私の涙腺も



緩んでしまった




でも泣いたのはその一瞬だけだから。






『…私は、強い。』




ゾムには置き手紙をした


直接なんて絶対に言えないから。







『…大好き”だった”よ』






…よし、社長に会いに行こう









・









ｺﾝｺﾝｯ



『社長。お話があって参りました』



グ｢入れ。｣



『失礼します』




社長は何もしていなくても対面というだけで、



座っているだけで、こちらが縮こまるような



圧を覚える





グ｢話というのは？｣



『…辞表です。』





ｽｯと社長の机上に差し出す




グ｢…ほぅ。なぜだ？｣



『それは、』





話していいのだろうか





グ｢ゾムと結婚して内に入るのか？｣




ｽﾞｷｯ、




心臓が痛い







『…いえ、その逆です。』




グ｢…は？｣






もういっそ、この際すべて



話してしまおう




社長にはどうせ誤魔化しても勝てないんだから。

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