野良猫8《名探偵コナン》

捕食者19 ページ21

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？「Aと協力関係の者だ。Aはジンに捕らえられたんだろう？」


後ろに立っていたのは大柄のガタイのいい男だった。
俺の知っている髪色では無いが…その声と顔には見覚えがある。
深く関わったことは無いが、よく切れる男だと話は聞いていた。

...だが、死んだはずだ。
それもジンに殺されて...


降谷「っお前は...もしかして、」

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アイリッシュか？


俺の言葉に男は何も返答しない。
その黙りに漬け込むような言葉と、つい感情的になって忘れていた安室透を演じる。


安室｢無回答は肯定ととりますよ？｣

？｢今はそんな事どうでもいいだろ...Aの救出が最優先だ。｣


...どうでもいいってことは無いのだが。

だが、先程から敵意はない。
先程の殺気も俺に向けられたものでは無いことは一目瞭然だ。Aを取られたことによるジンへの怒りだろう。

...信用出来る。
立場上動けない俺はこの男に頼るしかない。

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安室｢...先程、Aの位置情報を差し出せといいましたよね？その後はどうするんです？？
...まさか貴方が施設に乗り込むとでも？｣

？｢...俺は無理な状況だ。...だが、お前も無理な立場にいる。｣

安室｢...｣

？｢だから、プロに任せる｣

安室｢...プロ？｣


プロ？誰だ...？？
Aの事を知っていて、組織の施設にも難無く入り込むことの出来る程の力量を持つ者。

そう考え、思いつくのは“あの人達”


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安室｢まさか...｣

？｢情報待ってるぜ、バーボン｣



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第30章 ｢捕食者｣ 完





お気づきかもしれませんが、野良猫4｢友｣と野良猫5の第19章｢被害者｣に繋がったお話です。

侵入者1〜第31章〜→←捕食者18

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