共鳴者12 ページ2
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あれから全く連絡しても繋がらないA。
ポアロにも来ない。
心配していたAからだ。
────────────────
れいにぃへ
いきなり姿を消してごめん。
でもこれからの私に関わるのは辞めた方がいい。
相手は数もいて武器もある。
情報しかない私が勝つには、頭脳戦か卑劣な手段しかないんだよ。だから私は君が気に入らないような狡い事も沢山するだろうし、正直何やっても最終的には勝てばいいと思ってる。
れいにぃは組織のこともあるだろうし、私の方に手は回らないでしょ？私だって私の事情でれいにぃの荷物を増やしたくないからさ。
だいじょーぶ。
心配しないで、呑気に芋でもふかしてなよ。
────────────────────
一番最後の行には、Aの新しいであろうメールアドレスと携帯番号が記されていた。
それより、なんなんだ、この軽々しいふざけた文章は。
思わずぐしゃっと紙を握り潰してしまう。
それを見てコナン君が目を見開いた。
コナ「えっと...なんて書いてあったの？」
安室「呑気に芋でもふかしてろ、と。」
コナ「は？」
バイトが終わり直ぐにAに電話を掛ける。
手紙で来た時点で携帯には出られない状況かと思ったがそんなことはなく、すんなりAは電話に出た。
『やっほ』
降谷「やっほ、じゃない！！あれからどうして返信をよこさない！？」
『だから、れいにぃは今忙しいからこちらの事情には関わって欲しくなかったの。』
降谷「今は安全なところにいるのか」
『うん。心強い味方もね』
降谷「.....そうか」
Aの声を聞いて、俺は黙ってしまう。
Aは俺の言葉を待っている。
俺がこんな境遇ではなかったら、Aを手伝うことが出来るのに...くそ、肝心な時にAを支えることが出来ないじゃないか...
『今、俺はAを手伝えなくて悔しい...とか思ってるでしょ』
図星だ。
『はっきり言って、めちゃくちゃ助かってるから』
降谷「え？」
『れいにぃの存在自体が私の心の支え。これ、絶対』
電話越しでAの笑い声が聞こえる。
それだけで安心した気持ちになった。
俺の存在が心の支え、か。
嬉しいことを言ってくれる。
俺だってそうだ。
俺だって...
『...兄貴の仇は私に任せて』
降谷「頼んだぞ、A」
第29章 「共鳴者」 完
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トロ丸くん(プロフ) - 初コメ失礼します。凄く面白くて大好きです！ただ、理解者2から3にかけてがおかしくなっているので修正したほうがいいと思います。更新楽しみにしています！ (2020年4月11日 9時) (
レス) id: 1357d0851f (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！番外編とかでもっとジンとの絡みが見たいなぁと思ってますw更新頑張ってください！ (2020年4月10日 15時) (レス) id: 51ee7cd96d (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - 面白いです最新待ってます頑張ってください (2020年4月2日 0時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
斉藤さん - 続編おめでとうございます！待ってました！！今度はジンのターンですね( -ω- `)ﾌｯジン好きの私にはニヤけが止まりませんw (2020年3月20日 23時) (レス) id: 4ec1a4318b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：235711 | 作成日時：2020年3月15日 19時
