恋しませんか？ (ページ7)

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活動期間もひと段落して、3日間のまとまった休みがもらえた。

何度寝したかもわからないくらい寝て、時計を見ると13時半。

リビングに行ったけど、ジニヒョンだけがいた。

JN「すごい頭だな。」

JK「よく寝ました～…。」

JN「ユンギはまだ寝てるよ。笑」

JK「ほかのみんなは？」

JN「んー、多分外に出てるんじゃない？俺はユンギとジョングガしか家にいないと思ってた。」

ふぁぁー、とまだ出るあくび。

疲れは取れてないけど、一先ず寝不足は解消できた気がする。

ジニヒョンのココアを一口もらって、ソファーに座る。

JN「ジョングガは予定ないの？」

JK「はい。とりあえず寝るだけ寝ようかと思って。スッキリしたし、ジムでも行こうかなぁ。」

JN「ふーん。…ヌナに会いに？」

JK「…別に。」

JN「本当わかりやすいやつ。」

ジムに行きたいのは本当。

ただ、ついでに、あのカフェにも行こうと思ってるけど。

一通りの準備を済ませて、リュックを背負う。

昼間にこの通りを歩くのは久しぶり。

ジムが見えてくると、少し早足になる。

ガラス張りのカフェの場所を把握してから、ジムに入る前に視線はいつもそこにいってしまって。

あ、いる。

今日もポニーテールを揺らしながら接客をする彼女をみて、ジムに入る。

何を話そう。

名前くらい、聞いてもいいかな。

歳は女の人に聞いたら失礼、だよなぁ。

そんなことを考えていたらあっという間に3時間が経っていて。

いつもジムにくれば何も考えずに済むはずなのに、今日はずっと彼女のことを考えていた。

汗を流して、パーカーのフードを被る。

ドキドキとうるさい心臓を抑えて、カフェのドアを開けた。

いろんな方面から聞こえてくるいらっしゃいませ、という挨拶の中でも彼女の声は一段と透き通っていてすぐわかる。

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