【歌IいI手】バンド、始めてみませんか？

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「…じゃあ」

天「また明日！」

「…はいはい」

手を振り返すとそれを見た天月くんとまふくんは笑顔で後ろを向いた


そ「俺らも帰るか」

歌「そうだね…」

「バス何分発だったっけ…」


あと数分だと思うけど、じゃあ次にする？と歩き出しながら話を進める


あだ名呼びは未だ若干の抵抗はあるけど、呼んでりゃなれるだろとそらるくんに言われて諦めて呼んでる

なんか、この二人は特に呼びずらいというか…


「歌詞太郎さん、そらるさんってさん付けで呼ばれてるから、なんというか…」

歌「またそれ？」

「だっ…」

そ「あいつらが勝手にそうしてるだけであって、一応タメだし」

「だからこそじゃん…」

伝わんないかなあ…、と下を向くと「まあ好きに呼んだらいいんじゃない？」とフォローを入れてくれるそらるくん

「んー…、そうするよ…」

歌「…」

そ「明日こそ話す時間作ろうか…、天月の話聞かなきゃだったけど放置してたし」

歌「あー…。確かに」

「なんか、ほんとごめん」


いいのいいのと二人が手を横に振るのをみて、また申し訳なさがじわじわと滲み出てくるが、これ以上考えたところでそれしかないから別のことを考える


歌詞太郎くんと少し話がしたかったが今から引き止めるのも気が向かない

まあ、時間がある時にでもゆっくり話せたら


はあっ、と欠伸をして二人の後にくっついて歩いた

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