２２０話 ページ21
伊作は呆れながら返事をした。
留三郎「これは喜びの涙だ。」
伊作「鼻から出てるよ！？しかも血だし！バカじゃない！？」
留三郎「それほど興奮してるんだよ！！」
伊作「興奮しないでくれる！？余計鼻血出てるよ！」
留三郎「あぁ、道理で体がダルいと思った。」
伊作「これ以上余計なことしないで！じゃないとAが心配して泣くよ！？」
留三郎「大人しくします。」
留三郎に小言を言いながら処置していく伊作。それを見ていた仙蔵の裾をAが軽く引っ張った。
クイクイ
仙蔵「どうした？A。」ﾋｮｲ
裾を引っ張るAを抱き上げた仙蔵。
A【仙さん。留先輩は大丈夫ですか？血が出てます…。】ｼｭﾝ…
Aは留三郎が鼻血を出すとは思っていなかったので、やり過ぎたと思い落ち込んでいた。
落ち込むAに仙蔵は、片手を頬に添え顔を上げさせ言った。
仙蔵「A、留三郎の顔を見てみろ。」
A【顔？】チラ
仙蔵「どんな顔をしている？」
A【…嬉しそうにされてます。】
仙蔵「そうだ。幸せそうに鼻血を出しているだろ。殴られてもいないのに鼻血を出すのは、興奮して鼻血を出してるのだ。(つまりただの変態だ。)」
A【興奮すると鼻血が出るのですか？】
仙蔵「あぁ。だから落ち込む事はないぞ。それにイタズラをして悪いと思うよりやってやった！と堂々としているほうがいいぞ。」
A【堂々と…。わかりました！仙さん、下ろしてください！】
仙蔵「いいぞ。」ﾄﾝ
仙蔵に下ろしてもらったAは留三郎の近くまでくると。
A【留先輩！】
留三郎「なんだ？(留お兄ちゃんじゃなかった…。)」
A【私のイタズラはびっくりしましたか！】ドヤ！
「「ドヤ顔可愛い！！」」
一年生と二年生は声を揃え言った。ドヤ顔をみた仙蔵は庄左ヱ門に話しかけた。
仙蔵「よし！庄左ヱ門。」
庄左ヱ門「バッチリです。きちんと撮ってますよ。」
仙蔵「団子でどうだ？」
庄左ヱ門「一年生全員分で手を打ちます。」
仙蔵「乗った。」
伊作「ちょっと！そういうやり取りはよそでやって！あと面倒見の増えたじゃない！」
仙蔵と庄左ヱ門の闇取引を横目に伊作はさらに鼻血を出す留三郎を診ながら言った。
雷蔵「三郎〜？」
兵助「勘ちゃん？大丈夫？」
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467907 - 毎日小説を楽しみにして見ています。これからも更新頑張ってください。 (2019年12月13日 21時) (
レス) id: b37af81138 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 本当に面白い小説ですね。毎日更新楽しみにしてます。提案なんですけど、主人公が少しおめかしして上級生と街へ出かけるのはどうですか。出来ればアルバイト組の中から選んでほしいです。もしよければネタに使ってください。続き待っています。更新がんばってください。 (2019年11月29日 10時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
キュラ(プロフ) - 初コメ失礼します。毎日素敵なお話を更新して下さりありがとうございます。忍たまの作品の中で一番愛読しております…！主人公ちゃんが可愛らしく、また忍たまとの絡みがとても好きです。これからも応援しています。無理なさらない程度に頑張って下さい！ (2019年11月28日 8時) (レス) id: ebd8741ed8 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 毎日更新お疲れ様です。今日も面白かったです。お風呂の相手なんですけど、主人公に恋愛感情を持ってなさそうな人で選ぶのはどうですか?四年生~六年生で主人公を妹みたいに思ってる人がいいです。更新がんばってください。続き楽しみに待っています。 (2019年11月25日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - わかりました。更新がんばってください。続き楽しみに待っています。 (2019年11月24日 13時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱鳥 | 作成日時：2019年10月23日 13時
