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129話 ページ30

庄左ヱ門の言葉を聞いて背筋に悪寒が走った伝七。伝七が戸惑っている間にみんな眼を覚まし布団を片付けだした。

伝七もAを抱え込みながら邪魔にならないように端に寄っていた。



庄左ヱ門「さて布団も片付いたしみんな自室に行って着替えてきてね。僕はAを着替えさせるから。ということで伝七、A返して。」



彦四郎「返してって庄左ヱ門のじゃないでしょ…。」



彦四郎のツッコミを無視し伝七からAを奪った。



庄左ヱ門「A、A!朝だよ、起きて!」



A【むぅ〜…。や〜…。】ギュー



Aは起きるのを嫌がり、庄左ヱ門に抱きついた。



庄左ヱ門「可愛いね、A。A自分で着替えられる?」



A【庄ちゃん…着替えさせて…。】



庄左ヱ門「わかった。」



庄左ヱ門はAを抱き上げ着替えが入ってる箪笥まで運び、Aの寝間着を脱がし出した。



い組「!?ちょっと待って!」


庄左ヱ門「何?」



彦四郎「いやいや!何じゃないでしょ!?」


一平「何で脱がしてるの!」


庄左ヱ門「え?だってAが着替えさせてって言ったから。」



左吉「なんでわかるんだよ!?」



庄左ヱ門「僕がAの事でわからない事はないよ。まぁ長い言葉はまだわからないけど。」



伝七「Aに着替えさせてってお願いされる…。なんて羨ましいんだ!!」



兵太夫「伝七。アウト。」
三治郎「退場。」



庄左ヱ門「ほら、みんなも着替えてきて。」



は組「はーい!」
ろ組「はーい…。」
い組「…はぁーい。」



は組は疑問に思うこともなく返事をし、ろ組は疑問に思うだけ無駄だと思い、い組は何か言いたそうに見ながら返事をした。


い組の目線に気づいた庄左ヱ門は



庄左ヱ門「一つ言っておくけど。僕はそこらにいる奴なんかよりも下心はないからね。」


グサッ!


伝七「グッ。」


伝七は胸に何かが刺さった。


彦四郎『それとこれとは別だと思うんだけどなぁ…。』


一平『いちいち気にしてるだけ無駄なのかなぁ…。』


左吉『Aに対する庄左ヱ門の過保護がヤバい。庄左ヱ門よりAに言ったほうがいいのか…。邪魔されるだろうけど。』



は組とろ組に続いて伝七を引っ張りながら自室に着替えに行ったい組であった。



着替え終わり再びAの部屋に集まった一年生達。



庄左ヱ門「今日は誰がA抱っこする?」



虎若「はい!僕が抱っこする!!」

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ユリリン - 面白い小説ですね。続き待っています。更新楽しみに待っています。季節の変わり目ですが体調に気を付けてください。 (2019年8月26日 10時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 毎日更新お疲れ様です。今日も面白かったです。続き待っています。更新がんばってください。 (2019年8月23日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 面白い小説ですね。続きが楽しみです。更新がんばってください。 (2019年8月22日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 主人公かわいい。もうすっかり学園のアイドルですね。続きが楽しみです。更新がんばってください! (2019年8月19日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
精霊 - 夢主ちゃんが可愛すぎる!続き楽しみに待ってます! (2019年8月19日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鳥 | 作成日時:2019年8月6日 23時

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