127話 ページ28
文次郎「そろそろ解散といくか。」
兵助「では俺たちも失礼します。」
三雷勘八「失礼します。」
兵助達は部屋を出て五年長屋に向かった。
五年長屋に着くと
三郎「ちょっと一年生の様子を見てくる。」
雷蔵「どうしたの?いきなり。」
三郎「さっき庄左ヱ門が伝七にAを取られたと言っていたから面白い事でもあると思ってな。」
勘右衛門「あ!それなら俺も行くー!」
八左ヱ門「お前らなぁ、ほどほどにしろよ。」
三勘「わかってる!行ってきまーす!」
雷蔵「本当に二人は楽しい事が好きだね。」
兵助「そうだな。それじゃあ俺は勘ちゃん戻ってくるまで部屋で待ってるのだ。」
雷蔵「僕もそうしよ。」
八左ヱ門「んじゃ、俺たちも解散。おやすみ〜。」
兵雷「おやすみ。」
一年長屋に着いた庄左ヱ門と金吾。
金吾「庄ちゃん。」
庄左ヱ門「何?金吾。」
金吾「僕が着いていく必要ってあったの?」
庄左ヱ門「もちろん。もし授業後にAを保健室に連れていくなら、金吾が委員会に遅れる事を委員長である七松先輩が把握していてくださるでしょ?それに体育委員会の事なのに金吾がいないのはダメかと思ってね。」
金吾「流石は庄ちゃん。頼りになる!」
庄左ヱ門「ありがとう。着いたね。」
話ながら歩いているとAの部屋に着いた。
庄金「ただいまー。」
いろは組「おかえり〜。」
庄左ヱ門「あれ?まだ寝てなかったの?」
兵太夫「うん!明日の伝七に仕掛けるカラクリを考えてたら止まらなくて!」
三治郎「いくつか案はあるけどどれにするか迷ってるの。どれがいいと思う?」
庄左ヱ門「そうだね。仕掛けるのはAを離したあとで怪我があまりない程度にしようか。多少の音ではAはすぐに起きないだろうから、不思議に思ってたら誤魔化そう。」
兵三「わかったー。」
庄左ヱ門、兵太夫と三治郎の話を聞いていた彦四郎は、
彦四郎「あのさ、庄左ヱ門…。一緒に考えるのじゃなくて学級委員長として止めるべきじゃあ…。」
その言葉に彦四郎の顔を見ながら
庄左ヱ門「普通はそうすべきだけど、僕は伝七にAを取られた事に僕たちが原因だったとしても怒ってるからね。一緒に報復を考えるよ。」
いろ組「うわぁ〜…伝七頑張って。」
庄左ヱ門達が楽しそうに考えてるのを静かに見守る彦四郎達であった。
204人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユリリン - 面白い小説ですね。続き待っています。更新楽しみに待っています。季節の変わり目ですが体調に気を付けてください。 (2019年8月26日 10時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 毎日更新お疲れ様です。今日も面白かったです。続き待っています。更新がんばってください。 (2019年8月23日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 面白い小説ですね。続きが楽しみです。更新がんばってください。 (2019年8月22日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 主人公かわいい。もうすっかり学園のアイドルですね。続きが楽しみです。更新がんばってください! (2019年8月19日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
精霊 - 夢主ちゃんが可愛すぎる!続き楽しみに待ってます! (2019年8月19日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朱鳥 | 作成日時:2019年8月6日 23時