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125話 ページ26

時間を遡り、仙蔵たちが自室の六年長屋で三郎から説明を受けていた。



Aの挨拶の口づけ事件(?)の経緯を説明した三郎に、呆れたり苦笑している者がいたり、喜んでいる者も少しいた。



仙蔵「(私はそれのお陰で可愛い姿を見れたから満足しているが)さて、そろそろ本題に入ろうか。」



それまで緩やかな空気が流れていたが、その一言で空気は一変緊張感のあるものに変わった。



文次郎「鉢屋、Aの事で何かわかった事があったんだろ?」



三郎「はい。今日学園案内をしていた時二つの事がわかりました。それは耳と目がいい事です。」




雷蔵「それって何か悪いこと?」



三郎「いや。悪いということではなくその二つはAの才能の力なのかが気になっただけだ。」



留三郎「生まれつきの力なのか、事件があってからつけた力なのかと言うことか…。」



兵助「事件後なら、常に周りを見逃さずそして小さい音も聞き逃さないように気を張っているでしょうね。」



八左ヱ門「常にその状態なら体が休まる事はないですね。」



伊作「そうだね。僕は正直 絶対記憶術 は体に影響はないのか気になっていた。」



仙蔵「それは?」



伊作「絶対記憶術は見たこと聞いたことを忘れない力。だけど見たこと聞いたことを脳内で処理し覚えるのに精神的、体力的にも疲れると思うんだ。」



長次「…確かに。元々の病弱体質に加え絶対記憶術で体力を取られていては弱まる一方だな。」



伊作「うん…。明日、保健室に体調を見せに来るからその時 絶対記憶術 が体に影響はあるのか聞いてみるよ。」



伊作の言葉にみんな頷いた。



仙蔵「そういえば、小平太。」



小平太「何だ?」



仙蔵「明日の委員会はどうするつもりだ?」



小平太「うぅ〜ん…。そうだな、Aがいるからあまり遠くまでは行けないから、とりあえず裏山にあるコースを走ったあとは景色のいいところに連れて行こうかと思っている!」



伊作「小平太が人を気遣っている…。」



留三郎「暴君と言われる我が道を走る小平太が気遣う子…。」



長次「…Aの人柄がいいと言うことだ。」



小平太以外は深く頷いた。



小平太「お前達失礼じゃないか!」



空気が和やかになった時、




庄左ヱ門「夜分遅く失礼します。七松先輩は居られますか?」



庄左ヱ門が扉の向こうから声をかけてきた。

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ユリリン - 面白い小説ですね。続き待っています。更新楽しみに待っています。季節の変わり目ですが体調に気を付けてください。 (2019年8月26日 10時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 毎日更新お疲れ様です。今日も面白かったです。続き待っています。更新がんばってください。 (2019年8月23日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 面白い小説ですね。続きが楽しみです。更新がんばってください。 (2019年8月22日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 主人公かわいい。もうすっかり学園のアイドルですね。続きが楽しみです。更新がんばってください! (2019年8月19日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
精霊 - 夢主ちゃんが可愛すぎる!続き楽しみに待ってます! (2019年8月19日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鳥 | 作成日時:2019年8月6日 23時

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