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76話 ページ27

文次郎「…入れ。」



文次郎の返事を聞き、勘右衛門が扉を開けた。



勘右衛門「失礼します。」



机に向かっていた文次郎が顔を上げ



文次郎「学級委員長委員会総出とAが揃って何の用だ?」



団蔵「え!?A!」



文次郎「団蔵、お前は手を動かせ。」



団蔵「はい!!」



Aが来たことに手を止めた団蔵をすかさず注意する文次郎。



庄左ヱ門「それは、僕が説明します。実は今日からAが入る委員会を決めるために、1日ずつ見学する事になったのです。
9つある委員会の中で、体質的に入れない体育委員会と、組に一人しか入れない学級委員長委員会は、どんな事をしているかの見学。
それ以外の委員会は見学と出来れば体験をするようにしたいのです。
今日は学級委員長委員会なので特にすることもないので、Aの学園案内をしている最中で、今は各委員会が活動をしている場所を案内している所です。」




文次郎「よくわかった。では、Aが見学、体験する時は前日に言ってくれ。」



庄左ヱ門「団蔵が知らせます。出来るね?」



庄左ヱ門「もちろん!Aに関することなら完璧にするよ!」



左吉「勉強もしろよ…」



左門「普通に話しているが誰だ?」
三木ヱ門「噂の遅れてきた入学生だろ。多分。」



団蔵と左吉が話出すと、それまで黙っていた左門と三木ヱ門まで話出した。それに文次郎はため息をつき



文次郎「はぁ〜。お前たち、今やるべきことを周りの状況を感じながらも遂行することが忍びとして必要な事だぞ。全く…」



文次郎が団蔵たちに注意していると、それまで三郎に抱き上げられていたAが三郎に下ろしてもらい文次郎の側まで来た




文次郎「ん?どうした、A。」



Aは、文次郎の服を軽く握りながら



A【潮江先輩。委員会の邪魔をしてしまいすみませんでした…】



Aは、申し訳なさそうに謝った。すると




文次郎「はぁ…。邪魔だと思ったら入れとは言わん。お前は周りを気にしすぎだバカタレ。」



A【!!】



文次郎は、そう言いながら横にいたAを持ち上げ膝に乗せた。



文次郎「俺たちや学園の中にいる時まで気を張らなくてもいい。お前はもう一人じゃないからな。」



A【!何で…まだ少ししか会った事がないのにそんな事言うのですか……みなさん優しすぎます…】



先ほど泣き止んだAがまた泣き出した。

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作品ジャンル:アニメ
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リム - 毎日更新お疲れ様です。次回で記念すべき第100話いつまでも変わらないクオリティーありがとうございます。 (2019年8月6日 23時) (レス) id: e379c972ce (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 毎日楽しみです。更新がんばってくださいか続きが楽しみです。 (2019年8月5日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
茉優 - 毎日楽しく読んでます。更新楽しみに待ってます(*´ω`*) (2019年8月4日 15時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 毎日楽しみにしています。更新がんばってください。続きが楽しみです。 (2019年8月4日 7時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
朱鳥(プロフ) - リムさん» リムさん、コメントありがとうございます!自己満の為に始めた小説を楽しみにしてくださっている人がいる限り毎日更新は小説完結まで続けていきます!まだまだ終わりませんのでお楽しみに! (2019年8月3日 22時) (レス) id: 345f674abf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鳥 | 作成日時:2019年7月19日 20時

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