6話 土井半助side ページ7
学園長「……早速じゃが、先生方の意見を聞きたい。」
蔵之介さんの所であった事を話された、学園長はそう切り出された。
先生方「………」
私を含む、先生方は何と言っていいものか悩まれていた。
しばらくすると、山田先生が
山田先生「…私は、いいと思いますが病弱体質とは、どの程度の物なのですか?それによっては、忍たまとしてやっていけないかもしれません。」
学園長「うむ、今は1日がかりで歩くと倒れて寝込んでしまう事がある。確かに今のままでは、忍たまとして、やっていくことはできん。
その為、Aも言っておったが体力をつけるように、初めは無理のない程度に体を慣らしていくように言っておいた。
あと、いくら体力をつけたとしてもあの子の場合限度がある。そこで、あの子の足になり助けをしてくれる動物を用意した。」
木下先生「動物?」
学園長「あぁ、わしの知り合いで北のほうにいる狼で大きさは、今は大人一人を乗せられるほどじゃ。将来的には、大人二人ほど乗れるはずじゃ。」
木下先生「!?あの幻の大狼ですか!しかし、大狼は人に懐くことはないと言われております!話すことのできない女の子が、懐くことはないと思われます!」
他の先生方も、頷かれます。
学園長「あの子なら、大丈夫じゃ。あの子はどの動物にも好かれるから幻の大狼も、懐くではなく新しいあの子の家族になって欲しいと思っておるし、あの子を信じておる。」
学園長「それに、わしが病弱体質を持つAにくノ一になるように進めたのも絶対記憶術の為でもあるが、元々忍になる才能があったのじゃ。7才にしてあのように話、先の事を考えられる子はおらんじゃろ。」
木下先生「…そこまで、仰るのなら私は体力をつけるのと、大狼を懐かせることが出来れば、入学してもよろしいかと思います。」
学園長「うむ、他の先生方もこの意見に賛成と言うことでよろしいかな?」
他の先生方「はい。」
学園長「これは、わしの祖父としての意見じゃが時折、あの子の様子を遠くからでいいので見ておいて欲しい。」
そのお言葉に、全ての先生方は頷かれました。
それから、半年が立ちAの様子を見にいったとき私が見たのは、体力をつける為に走っているAと、Aに寄り添う大狼がいた。
それが、私が初めてAを見た時のことだった。
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勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - え、好き、愛してる💪(・ω・`)ムキィ (2023年2月13日 23時) (レス) @page17 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
関西弁大好き - めちゃ面ろいわぁ〜〜〜!!!!! (2022年4月16日 16時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)アネモネ(プロフ) - 朱鳥さん» 更新頑張って下さい! (2020年9月28日 7時) (レス) id: 866dd7e788 (このIDを非表示/違反報告)
朱鳥(プロフ) - (名前)アネモネさん» コメントありがとうございます!ご指摘ありがとうございます。他にも誤字脱字とかもあるとは思いますが落ちついた時にでもまとめて直させていただきます。 (2020年9月27日 20時) (レス) id: d9c4b26799 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)アネモネ(プロフ) - とっても面白いです!間違っていたらすみません。保険委員会のところの“保険”って“保健”では無かったでしょうか? (2020年9月27日 15時) (レス) id: 866dd7e788 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱鳥 | 作成日時:2019年7月8日 7時