▽ 雄 英 生 に 攻 略 さ れ ち ゃ い ま す【ヒロアカ】

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『轟さん！！』


試合が終わり、廊下をあるく轟さんに後ろから声をかける。



轟｢…なんだ｣


『試合。ありがとうございました。やっぱり轟さんはかっこよかったです…！』


と前を歩く轟さんの背中にお辞儀をすると

轟さんはくるっと振り返り


轟｢そうか。｣


と一言だけ返ってきた。

試合でも少し思ってたけど、轟さんって口数が少なくて“クール”て感じだなぁ。






『私、轟さんとの戦い嬉しみにしてたので、こうやって戦うことが出来てうれし…え？と、轟さん？』



話を言い終わる前に、轟さんは、私の顎をクイッとすくい取りじっと顔を見られる。


わけも分からず、そのもどかしい感覚に恥ずかしくなり、


『ど、どうしたんですか？』


と聞くと、


轟｢…ここ、傷。痛くないのか？｣


それだけいい、今度は私の頬を優しく触った。


…戦ってた時に傷ついちゃったんだ。


『言われるまで気づかなったし、大丈夫ですよ！』

轟さんの優しさに笑って返すと、


轟｢そうか。でもわりぃな。

男は女を傷つけちゃいけないんだろ？

小桜は肌が白くて綺麗だから、傷が目立っちまってる…｣




『…っ！？』



眉を下げていう轟さんの爆弾発言に私はどんどん顔を赤くしていく。


轟｢本当に大丈夫か？顔が熱い。熱でも…｣


心配して私のおでこに手を当てる轟さん。



『い、いや、大丈夫です。それより、顔…近い…です。』


至近距離にもう耐えられなくなりそう言うと、

轟さんは何を言っているんだ？て顔をした後に、

この状態を理解したのか、


轟｢…っ！？わ、わりぃ。｣

と私からバッと距離をおく。


轟さんの顔は少し赤くなっていて、沈黙が流れる。


でもその沈黙は、けして嫌なものではなくて。


戦闘してる時は冷静でクールでってイメージだったけど、
少し轟さんのことを知れた気がして嬉しかった。







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朝起きたら昨日、24,144hit言ってたみたいで！！

本当にありがとうございます！！



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