ドS先輩【歌い手】【うらたぬき】

Twentyeight ページ28

浦田side……







最近の俺は何だかおかしい。

それは、下僕であるAのことだ。

俺は今まで、アイツの事をただの後輩、下僕
としか思っていなかった。

だが、最近の俺はどうだ。

アイツに、今までになかった感情を抱いている気がする。

きっかけは、涼夏が来ると連絡があった時だった。

俺は昔も今も、涼夏とどうにかなるつもりは一切なかった。

だから、どうするべきか古くからの友人である坂田に相談したら




『じゃあ、誰かに彼女のフリしてもらったらええんちゃう？』




なんて言われて、初めは何訳分からない事を言ってるんだと思ったが

ふと、頭にAの顔が浮かんだ。

何故なのかは未だに分からない。


そして、涼夏に疑われて、勢いでキスをしてしまったのも、分からない。

あの時は自然と身体が動いていた。





そして俺が風邪を引いたとき、涼夏がAに色々と言ってるのを見ていて、

涼夏にこれまでにない位の苛立ちが込み上げてきた。

気づけば俺はAを庇い、オマケに看病まで頼んでいた。









それでも嫌な顔せずに看病してくれるアイツを









俺の看病に疲れて、俺のベッドによりかかって寝ているアイツを









顔を近付けると、顔を真っ赤にして照れるアイツを









.









.









ふと気が付くと俺は、アイツに2回目のキスをしていた。＿＿＿＿＿＿＿





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更新遅くなってごめんなさい！
これからも亀さんですが、頑張ります！

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