ドS先輩【歌い手】【うらたぬき】 (ページ20)

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それから、私の日常は一転し
陰湿ないじめが行われていた。

人と関わるのが苦手だった私は
なるべく地味に。目立つことのないようにしてきたのに。

朝、学校に行き、教室の扉を開けると
チョークの消しカスがたっぷり付いた黒板消しが
落ちてきたり

トイレに入れば、上からバケツの水をかけられたり

お弁当をぐちゃぐちゃにされたり

仕舞いには、集団で殴られたり蹴られたりしたこともあった。

｢地味子｣｢ブス｣｢キモい｣なんて暴言を吐かれたりもした。

それに耐えられなくなった私は、転校して
新しい自分で生きていくことを決めた。

お下げだった髪はストレートに。
メガネをコンタクトに変えて、化粧の練習もした。

だから、今まで友達なんて呼べる存在もいなかったし、私を気にかける子なんていなかった。

***

『先輩、ありがとうございます。もう大丈夫です…』

浦『そうか。』

先輩から離れると、少しだけ寂しさを感じる。

浦『…なんかあったら言えよ。あんまり1人で抱え込むんじゃねぇよ。』

『…はい、ありがとうございますっ』

浦『じゃあ、俺は戻るわ』

『はい！わざわざありがとうございます！』

浦『じゃあな。下僕。』

『ひ、一言余計です！』

浦『ふっ。』

浦田先輩が出ていって私は、壁に寄りかかり
そのまま座り込んだ。

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『今日の先輩……かっこよかった……』

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皆さん、あけましておめでとうございます(´˘`＊)
更新サボっててｺﾞﾒﾝﾁｬｲ(｡＞ㅅ＜｡)
今年ものんびり更新して行きますので今年もよろしくお願いします＜('∇')＞