私、トリップしてモテまくるの!?【名探偵コナン】

file.25 偽名 ページ28

Aside

ーーストーカーの件の事情聴取も終わり、のんびり過ごしている。…零くんが公安に配属され、黒の組織に潜入捜査するのは、いつ頃からだろう。私、零くんとこのまま過ごせるの??維さんだって、そうよね。

緑川「俺と零は、ある組織に潜入調査する為、偽名を使う事になる。その時の名前を、覚えておいてくれ」

零くんは、“安室 透”さん。維さんは、“緋色 輝”さんとなった。零くんと維さんの、ダブルフェイス。組織での名前は、バーボンとスコッチ。トリプルフェイスになるのはいつ頃か。と言う事は、ライ…“諸星 大”こと、赤井 秀一にも会えるんだろうか??…個人的な意見で申し訳ないけど、私は彼の目が怖い。なんでも見透かされそうで、心の奥まで見られそうで。話す分には、大丈夫だとは思うけど。…まともに会話出来るかも怪しい。

A「知り合いの家に呼ばれたから、ちょっと行ってくるね」

と言って別れた私は、そのまま工藤邸に向かった。なんで工藤邸かと言うと、有希子さんに呼ばれたからなんだ。

有希子「いらっしゃい、Aちゃん!!さぁ、上がって。優作さんとご飯作ったから、一緒に食べましょう♪」

との事だ。…ヤバイ、研くんどうしよう??

A「親戚の兄に電話しても良いですか??」

新一「母さん、用件も言わずに誘ったのかよ…」

有希子「あー、そうだったかもしれないわね」

聞いてません。研くんに電話して、知り合いの家でご飯食べる事を伝えると、ちょうど外に居て軽く食べるから平気だと言われた。夕飯は作るからと言うと、楽しみにしてると言ってくれた。…嬉しい。

新一「Aさん、此方に家あったの??」

A「なにかと不便だから、借りたの。良く借りれたなと思ったけど。…そうだ、新一くん。今度遊びにおいでよ。眞兄さんに紹介したいし。あっ、眞兄さんも私の事情は言ってあるから。話しても大丈夫だから」

今日は１日仕事休みだから、朝から零くんたちと居たし。今は新一くんたちと過ごしてるし、家に帰れば研くんが居るし。…此方で充実してるな、私って。今度、親友捕まえてのろけちゃお。

優作「急に誘ってすまないね、Aちゃん。遠慮しないで食べていってくれ」

A「ありがとうございます、優作さん。…あのっ、お願いがあるんですが」

優作「なんだね??」

鞄からナイトバロンシリーズの新刊を取り出し、差し出してサインをお願いする。優作さんは笑顔で、本にサインしてくれた。…嬉しすぎる!!家宝にさなきゃ!!

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