ビビり7 ページ7
ある日、私は走っていた。
自慢じゃないけどめちゃめちゃ遅い足で(遅いんかい)。
校内の廊下を走っていた。
出久のクラスが、授業中に敵に襲撃されたと聞いたからだ。
他クラスは早退となり、
その知らせを受けた瞬間私はルナと心操くんが何か言ってるのも聞かずに
A組へ走り出していた。
ガララッ！
「出久！かっちゃん！！！」
思い切りA組のドアを開けると、
まだ皆残っていて、
肩で息をしながら出久とかっちゃんを探す。
あっ！
「かっちゃん！！」
馴染みあるかっちゃんの姿を見つけて服を掴む。
「ぶぶぶ、無事だったの？！よかったよお！えーーん！！！...い、出久は？！出久がいないよ？！
どうしたの？！まさか...」
周りがなんかザワザワしているが全く耳に入らない。
かっちゃんは落ち着け、と私の両肩を掴み言った。
勝「クソデクも無事だ。...両足怪我して保健室にいる。...行くぞ。」
そう言ってかっちゃんは私の手を引いて歩き出した。
周りから「えっ？！どーゆう関係？！」
「爆豪？！？！」
「なになに浮いた話ー？！」
という声が聞こえたような聞こえないような。
廊下を歩きながらかっちゃんが言った。
勝「...テメェビビりのくせに1人で来たんか。」
「う、うん...A組が敵に襲撃されたって聞いて、
気づいたら走ってた。もうなけなしの筋肉が仕事しすぎて絶対明日筋肉痛。」
勝「もっと鍛えろ」
そんな無茶な。
そして私はビビりすぎなあまり移動教室もトイレもいつもルナか心操くんと一緒なので
何気に1人で校舎を歩いたのは初めてだった。いや走ったのか。
自立心なさすぎてドン引かんといて。
保健室に着くとかっちゃんはドアを開けて私を放り込み、自分はさっさと帰って行った。
「いずくぅぅぅぅぅ！！！！」
出「わっわっ！！！A？！なんでここに？！」
「なんでじゃないよもう心配させんなばか！ばかばかばかああ！！」
勝手に溢れる涙を拭うこともせず出久にしがみつく。
なんか足が包帯ぐるぐる巻きだけど生きてる。
良かった...。
「久しぶりだね緑谷少女」
いい声に振り向くと、隣のベッドでオールマイトが治療されていた。
あ、ちなみに私は出久が受け継いだ力の事や
オールマイトの事情も把握している。
なんせ四六時中出久から離れないからな。えっへん。
「オールマイト！お久しぶりです。無事でよかったです！」
「ありがとう。生徒達もよく戦ってくれたんだ。」
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莉緒(プロフ) - けいこさんの書くかっちゃんが素敵すぎる…！ほんとに可愛い優しい大好きです！！素敵な作品をありがとうございます🩷 (4月4日 20時) (
レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - いちきちゃんさん» 応援ありがとうございます♡頑張ります(*^^*) (2023年2月16日 6時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - コメント失礼いたします！更新ありがとうございます！これからも頑張ってください！応援してます！ (2023年2月15日 23時) (レス) @page46 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - かいさん» かい様 わー！嬉しいコメントありがとうごさいます！(*^^*)♡ (2023年2月15日 19時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
かい - コメント失礼します！めちゃ面白い作品ありがとうございます！ (2023年2月15日 19時) (レス) @page43 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けちょ | 作成日時：2023年2月1日 10時
