ビビり21 ページ21
爆「...痩せたし...目の下のクマすげえな」
「出久にも言われたけど、そんなことないよ！ちょっとは寝れたよ!」
爆「信用出来ねェんだよオメェは。」
嘘ひどい。
爆「テストが終わって、夏休み入ったらヒーロー科は林間合宿がある。...今回こんなじゃァ、テメェを置いてく事は考えられねぇ。クソデクと話して、お前も連れてくことにした。」
What's ？？？
アーハーン？？？
「ちょちょちょ、何言ってるの私ヒーロー科違うよ？それに連れとくことにしたって、勝手に決めれる訳ないじゃんどーした？！」
爆「クソデクと、担任を説得する。」
「無理に決まってるじゃん！完全邪魔だし、皆だって何で？ってなるし！私平気だから...！」
爆「『前』ン時みてェに、個性が暴走したらどうする。」
...。個性の暴走。忘れたわけじゃない。
爆「結局のとこ、デクもそれを恐れてやがる。
合宿は、マネージャーの真似事みてぇに洗濯やら掃除やらやってりゃいいだろ。実際皆そんなン助かるだろ」
爆「ヒーロー科の合宿に普通科のお前を連れてく。
普通じゃねェよ。それでも説得できる自信がある。なぜならお前の命に関わるからな。お前は、恐怖故の睡眠不足、食欲不振でストレスが知らず知らずのうちに極限状態に達すると...無意識に個性が暴発し、」
自分の周りの酸素を徐々に消し去る自傷行為に走る
「...」
忘れた訳じゃないけど...
私はこれから頑張るって決めたんだし、
前に1度きりしかなっていないし、大丈夫。大丈夫と言い聞かせている。
けれどそれは、やっぱり普段は出久と一緒に寝ていたから睡眠不足にはならずストレスも溜まらずに済んでいたのだと思う。
今回、出久と離れてみて全然寝れなくて
隠そうとしたけれど出久とかっちゃんには見抜かれていて
この現状を見て2人で判断してくれたんだと思う。
「私...2人の足でまといになりたくないよ」
爆「俺たちはヒーロー志望だ。誰であっても身近で困ってるヤツがいたら助けンの当たり前なんだよ。
お前は頑張ると決めたが、それは徐々にの話だろ。こんな急に環境変えりゃァ誰だって体調崩すわ！！
ごちゃごちゃうるせぇから黙って任せてろ！！」
段々語気を荒立ててかっちゃんが言った。
それから、出久が退院してからもその話をしてくれた。
先生もクラスのみんなもきっと分かってくれると。 だけど、何も言わないで頼るだけ頼ることは甘えだって分かってる。
皆は気になるはずだけど聞いてこない。
ちゃんと話さなきゃね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 487人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
莉緒(プロフ) - けいこさんの書くかっちゃんが素敵すぎる…！ほんとに可愛い優しい大好きです！！素敵な作品をありがとうございます🩷 (4月4日 20時) (
レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - いちきちゃんさん» 応援ありがとうございます♡頑張ります(*^^*) (2023年2月16日 6時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - コメント失礼いたします！更新ありがとうございます！これからも頑張ってください！応援してます！ (2023年2月15日 23時) (レス) @page46 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - かいさん» かい様 わー！嬉しいコメントありがとうごさいます！(*^^*)♡ (2023年2月15日 19時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
かい - コメント失礼します！めちゃ面白い作品ありがとうございます！ (2023年2月15日 19時) (レス) @page43 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：けちょ | 作成日時：2023年2月1日 10時
