溺愛される鬼少女② (ページ50)

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柱合会議③ ページ50

「…にしてもよォ」

珍しく大人しくしていた実弥さん。
…黙ってるとイケメンだよね(失礼

「A…いい奴すぎて逆にうぜェ」

「突然の悪口」

すごくびっくりした。
うざ…うざい？私ってうざい？

「俺も思った」

天元さんも思ったの！？

「うむ！そうだな！！」

「やめてください。太陽の笑顔でやめて」

地味に傷つくからその笑顔で言われると。
悲しくなるから。

「まあ普通なら刺しても可笑しくない事ですから」

「しのぶさんまで…」

しのぶさんに限っては毒を盛りそうだから本気で怖いよね。

「みんなの気持ちは分かるけどAの決めた事だから容認してほしい」

「「…御意」」

何その仕方なく感。
みんな私のこと大好きだなおい。

「あと、知らない子もいるかもしれないけど…Aは鬼殺隊として戻ってきてくれたからね」

そう言って戻って行くお館様。
…えらいもん投下してったな。

「…どういうことだァ」

「聞いてないんだけど」

ほらね。ほら。
私だけじゃ対処できないやつね。

「だからあの時いたのか！」

「聞いてないぞ！A！！」

「嗚呼…詳しく聞かせてもらおう」

お館様…なぜあなたはここに私を置いていったのですか。

「やだ！Aちゃんが怪我するなんて…！」

「まだ怪我するとは決まってませんよ」

なんで怪我する前提なの。
無事かもしれないじゃん。

「Aが決めた事だろう。俺たちに否定する権利はない」

「小芭内さん…好き」

間違えて好きとか言っちゃった。
いい人すぎて。

「俺もいいと思うぜ！」

「実弥さん何が慌ててんの」

下心ですか？好きって言われたい系なの？

「伊黒！そういうのはズルいぞ！！」

「どういうのですかね」

「俺は最初からAを信じている」

「話入れてます？義勇さん」

もう突っ込む人数足りてないと思う。
私ひとりなの？ひとりで全員に返すの？

…しんどくない？

「まあまあ。そういう事ですし今日は解散しましょう？ね？」

「しのぶさんがこの世で一番好きです」

とりあえず告白して柱合会議は終わった。